2017年6月11日日曜日

ツーリング 求めることを捨てた時そこにあるのは自由

ひたすらブラブラした日。そしてモノクロの日。


DABUROKU TOURING №26発刊



大川嶺に行ってしまうのはなぜだろう…


どこに行けばいいのやら



前の晩、飽きること無くツーリングマップルを見ていましたが目的地が決まらず…。前回断念した高瀑(たかたる)渓谷に再チャレンジしようか、その西側にある2つの渓谷、鞍瀬渓谷や滑川渓谷にしようかなどと考えながら国道11号線を東進。

結局、3つの渓谷を訪れることもなく、瓶ヶ森林道は人が多いだろうなぁと思いつつ、寒風山トンネルを抜けて高知県へ。目的地が決まらないまま道の駅633美で小休止すると、仁淀川の水が青く透き通る仁淀ブルーの紹介があちこちでされています。「安居渓谷に行けばいいのかなぁ」なんて思いつつ、ふたたびW650を走らせる。

国道を走ってもつまらないので、脇道を走ってみる。

ここどこ?

「池川町」は合併後には仁淀川町。安居渓谷方面に行けそうではあるけれどツーリングマップルを見ても縮尺が大きいのでよくわからない。付近の集落に人影がないので、最後の手段でスマホで調べようとするも、アンテナは1コ〜圏外だからどうにもこうにも。仕方がないので付近の家で道を訪ねようとしたら、ちょうど人が出てきてラッキー。いろいろ教えてもらいました。ありがとうございます。

振り返れば、この日はこんな道を走っていた

で、安居渓谷に行きました。水が驚くほど透明です。でも、写真を何も撮ってません。

最近、ツーリングの期待値の大きさと実際のギャップが大きいんかな〜。世の中のソロツーリストはどんなことを考えながらツ―リングしているんだろう?食べ物に興味が無いのが決定的なんだろうか?日帰りしないといけないから必然的に行ける場所が限られてくるっていうのもあるとは思いますが。


結局、大川嶺に行ってしまう



だんだん、雲が多くなってきました。大川嶺に行っても夕日が見れないのは分かっていましたが、このまま帰るのもつまらないので大川嶺へ。ちょっと不完全燃焼な日だったので登りのワインディングを小気味良く走り、ちょっと気分がアガる。

到着するまでは暑かったテキスタイルジャケットが、ここではちょうどいいぐらい。

ミツバツツジはもう終わり、小さな高山植物がちらほら。家の周りでは盛んにツバメが飛んでいますが、大川嶺の岩場に巣をつくる(恐らく)アマツバメの姿はまだ見えません。耳を澄ませばコゲラか何かが盛んに木をつつく音が聞こえてきます。もう少ししたら、カエルの鳴き声が周囲にこだまするようになるのかな。笹原が若々しい緑を取り戻すまでにはもう少し時間がかかるようです。

笠取山の駐車場にバイクを止めて尾根伝いにブラブラ。メインルート?を外れ、笹原が薄く踏まれた後をたどってみると、ミツバツツジを綺麗に撮れそうな場所に。なるほどね。

西の空から雲がどんどんやってきます

枯れてしまったススキの茎かな?

ひたすらブラブラしていたら、カメラを手にした年配の女性。「こんにちは」ってあいさつしたら、そこから話が弾んで高山植物のことをいろいろ教えていただきました。マクロレンズ、ほしいなぁ〜。


あれ?!牛がいる!



夕日は無理だから、そろそろ帰るかな〜って走り出したら…。牛がいる!牧場はやっていないと聞いていたのですが、初めて見ました。

「モ〜」

「モ〜モ〜モ〜」

上手く撮れないなぁ。岩合光昭さん、すげ〜わ。

そしたら、さっき話していた年配の女性が車で通りがかり、「牛がいるんですよ」って言ったら「え?!」っとなり、二人して牛の写真をパシャパシャ。で、いったん車に戻ったと思ったら引き返してきて…。

あたたかいコーヒーをごちそうになりました

女性:インスタントコーヒーでごめんなさいね
僕:あ、いや、こんな所であたたかいコーヒーが飲めるだけで十分ですよ〜

で、ふと思ったのは、何かを求めて行くことも当然アリですが、求めないまま行き、そこで起きる偶然を楽しむことも大事なんじゃないかな〜ってことです。それはツーリングに行かなければ起きないことで、だから行かなくちゃってことなわけで。そうやって心を自由にするツーリングを楽しみたいなぁなんて思った日でした。

この日の燃費
・ツーリング出発前の給油…20.2km/L(前回、高瀑を目指した日の分)
・途中、仁淀川町での給油…29.1km/L

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