2017年5月30日火曜日

ツーリング 日帰りツーをもっと楽しく

日帰りツーリングをもっと楽しくする方法…。僕の方が知りたいです。

DABUROKU TOURING №24発刊


太陽が北寄りに日没するようになると美川嶺付近でバイクと一緒に撮れるよ


林道 西谷日野浦線



出発は遅めなので、高速を使わずに県外に出かけるのはちょっと…。そんな日はとりあえず久万高原町。黒森峠を越えながらブリッピングシフトダウンの練習でもしようかな。

動画から切り出したカット、間違えてシフトアップの瞬間でした

上手くできたり、できなかったり。ムラが多いなぁ。

どこに行くか決めていないので、食べれる時に食べておいた方がいいかなぁ。ということで、面河ふるさとの駅で昼食休憩。バイクがいっぱいです。石鎚スカイラインを走るには天気も最高だしね。

ガソリンを入れておいた方が安心なんだけど、面河ふるさとの駅から久万高原町内まで戻ったら、何だか損した気分になります。で、国道33号線から四国カルストに向かう国道440号線に入る付近にあるガソリンスタンドへ行き、そこからどこに行こうか考えようということに。

「四国カルストは人がいっぱいだろうなぁ」と思いつつ、国道440号線へ。そしたら「広域基幹林道」の案内発見。

ツーリングマップルを見たら「西谷日野浦林道」に続くっぽい!

西谷日野浦林道は前から興味がありました。国道33号線から御三戸(みみど)で大川嶺に続く県道328号線に入ってしばらく進むと、県道から左に外れて山腹をぐるりと横断しているのが見える道です。林道からはどんな風景が見えるんだろう?と気になっていました(Googleマップで調べたらすぐに分かるんだろうけど、それでは発見の楽しみがぁぁぁ)。ただ、かなりの距離があることが見た目にもわかるので、延々ダートだとしんどいなぁと踏みきれずにいました。はい、今日は腹を決めました!

林道大上線から出発!

あまり、脅かさないでください…


西谷日野浦線までをGoogleマップで示すとこんな感じ。「43分」もかかりませんよ、Googleさん

ここで西谷日野浦線に合流

合流点を左折すれば、名荷(みょうが)を経てブナ林を抜ける県道328号線〜大川嶺へ。右折すれば美川スキー場方面の県道328号線〜大川嶺へ。結局今日は大川嶺の日だったんだね。

延長26km。ひとまずどんな道なのか確認したいので、美川スキー場方面に行き、引き返して名荷方面に進むことにしました。どんな風景が待っているかドキドキです。

と思ったら、ほとんどこんな道で展望が開けませ〜〜〜〜ん(動画から切り出したよ)

ごく数カ所、明神山(中津山)、石鎚山系や赤石山系が見えただけで、木ばっかり。まぎれもなく林道です。ただ、ずっと舗装路でした。この林道から山中へ伸びるダートの林道があちこちに。さすが林業の町です。日曜日だからか交通量はほとんどありません。ただ、シマヘビに狸、キジバト、いろいろいたなぁ。

名荷側が起点だったっけ?

行って戻ったから約43km走った計算ですが、とにかく時間がかかりました。林道の設計速度って何キロなんでしょうね?


大川嶺のミツバツツジ



大川嶺に行くと決めたら天気もいいので日没のグラデーションが見れるといいなと。日没は19時30分頃になるだろうから、何か食べておいた方がよさそう。ということで、一度国道440号線へ降りて西谷農産物直売所ししまるへ。

ここで何かを買うのは初めて

「やきもち」はよもぎ餅でこしあんを包んで焼いています

「やきもち売り切れ」って張り紙がしてあったけど、「ん?!1パック残ってる」。調理場ではおばちゃん2人がとっても遅いお昼ごはんの最中みたい。

僕:「売り切れ」って張り紙あるけど、このやきもちは?
おばちゃん:大丈夫だよ。今日はね、テレビで見た言う人がようけきて、忙しかったんよ。

愛媛の日曜お昼と言えば、南海放送の「もぎたてテレビ」。愛媛のいろんな美味しいものを紹介していますが、この日は、ここの「やきもち」が紹介されていたようです。テレビの力、色んな意味で恐るべし。

3つも食べれるかなぁと思ったけれど、疲れていたんだねぇ。すぐになくなりました。もちろん美味しかったです。小腹を満たして、いざ、大川嶺へ!

名荷方面から県道328号線を大川嶺へと登ります。いつもは対向車がほとんどないのに、この日は何台か下りてきます。どこかの何かでミツバツツジが5月下旬まで見頃と書いてありました。それを見てきた人たちの車のようです。

その前に、よく来る場所でパシャリ

それにしても、虫が!刺さない虫で数が少なければ気にならないけど、とにかく多くて集中力が…。しかもフレームに入ってくる。「あ、あれ持ってきてたわ!」

ハッカ油で作った虫除けスプレー(作り方はこちら)

目に入らないように頭やジャケットにスプレー。芳香剤とかすごく苦手な僕ですが、これはいい香りです。で、肝心の効果はというと、結構効いてる!

笠取山の下の駐車場には車が5台ぐらい。こんなに止まっているのは見たことないです。肝心のミツバツツジはというと、しおれてる、花が落ちてる…。きれいなのがないかなぁ…。

う〜ん、よさげなのを探してパシャリ

マクロレンズほしい…。

「寄ってだめなら引いてみな」ってことで…

標高1500m付近の高い場所だけに、開花の期間がとっても短いようです。紅葉もそうですが、バッチリのタイミングに訪れるのが難しいんですよねぇ。


日没を待ちながら



いや〜、日没までまだ2時間ぐらいある。ど〜しよ〜。風がほとんど無いこともあってあたたかいのがせめてもの救いかぁ。でもな〜、西の空、海に近い所には雲がかかってるみたいなんだよなぁ〜。ど〜しよ〜。

タンポポが綿毛になっていました。彼方には石鎚山

寒くなる前に、こんなこともあろうかと持ってきたタイツをはく。大川嶺でトランクス姿になる男、怪しい。いつもより人がいるので辺りをキョロキョロしてからさささっ!ミッション成功!

そしたら、一台の車がゆ〜っくり夕日を見ながら目の前を通り過ぎ、下へと降りて行ったと思ったらふたたび上がってきて、隣にやって来ました。夕日の撮影にいらしたようです。で、いろいろ教えてもらったり。

結局雲の中に消えていきましたとさ

後からいらした方は、この後、星空を撮るために車中泊とのこと。ひゃ〜うらやましい。キャンプ道具を買って、「あ、ここいいかも」とテントを張って夕日を撮り、夜空を撮り、朝日を撮るみたいなバイクツーリング、してみたいなぁ。この後、真っ黒な県道328号線を降りて行ったわけですが、真っ黒なバックミラーに白い影が見えたら怖いよねぇ、なんて思いながら帰路につきました。

ちょっとしたことに挑戦したり、試行錯誤したり、そういうことでツーリングの楽しみ方が変わるんだとは思います。まだまだ行けていないところがたくさんあることも分かってはいるのですが、根本的な変化がほしい今日このごろです。やっぱり、キャンプですかね〜。

この日の燃費…途中の給油で27.9km/L

2017年5月28日日曜日

洗車あるある

なんじゃい。スケジュールがずれた。ということで暇つぶしに足回りだけを簡単に洗車。のつもりが、エンジン周りまでやってしまうことに…。よくあることです。


YAMAHA 耐熱ワックス



思い出した時に使っています

用途は「マフラー、エキゾーストパイプのツヤ出し、熱劣化防止」とあります。「上記以外には使用しないで下さい」とありますが、W650のエンジン周りに使っています。それで見た目に変な感じにはなっていないので。

耐熱ワックス使用前

耐熱ワックス使用後

写真ではわかりにくいですが、ツヤ、出てます。

「更に塗布面を加熱しますと、塗膜が硬化し、美しい光沢が得られます」とあります。写真はエンジンをかけていません。その違いもあるかもね。

2017年5月26日金曜日

W650に乗る理由

まるっきりヒマでもないけど、ここんとこ更新頻度が多いぞ。

普通二輪教習中にどんなバイクにしようか考えていた時、所持金は無視して「いいなぁ」と思ったのは新車で買えるSR400、250TR、大型免許教習中からはTriumphのScrambler、W800、そして「新車じゃなくてもいいじゃないか」と思うようになりW650!。今思えば、レトロなスタイルという傾向ははっきりしてました。

それはオヤジの影響があったからかも。

オヤジの古いアルバムに、確かこんなのがあった

たぶん、「バイクってこういうこと」ってのがあったのかもしれません。結婚する前に免許を取っていたらもうちょっと違った傾向だったかもね。

ちなみに、ちょっと前に家族写真を撮った時のこと、オヤジは自分の男前加減を知っているらしく写真の撮られ方が上手かった。か〜!

カメラはOLYMPUSのOM-Dシリーズを愛用していますが、ボディーをブラックにせずシルバーにしたのは、どこか古めかしい感じがするからで、それはオヤジが持っていたNikonの(たぶん)F2のかっこよさを子どもながらに感じていたせいかもしれません。

日々パソコンと向き合っていると、やれOSのアップデートとか、やれアプリのアップデートとか。必要とはいえ「新しくしていかなければならない」ことへの違和感というか、ややもすると買った直後から陳腐化してしまうデジタル時代への反発みたいなものを感じてしまいます。

もしかしたらW650に乗るということは、時代に対する僕のささやかな抵抗かも知れません。

ゼファーの先輩から、「次はどんなバイクにするん?」と聞かれることがあります。僕は迷わずこう言います。

「ずっと乗り続けます!」

2017年5月24日水曜日

グローブ選びって意外と難しいんだね

冬のグローブと夏のメッシュグローブの中間が無いので、安くていいのがないかなと南海部品に立ち寄って購入したグローブ。お店で買うようにしているのは、以前、Amazonでサイズも確認して、どこやらのグローブを買ったことがあるのですが、ぶかぶかだったことがあったので。

革製で、スマホなどのタッチパネルにも対応しているのに、お値段は3,000円ぐらいだったかな。

「安いなぁ〜、なんかあるんと違うん?手の甲にプロテクターがないからかなぁ?」とか思いつつ購入。

安いよね〜

で、はめた時には気が付かなかったんですけど、ツーリングの時にハンドルを握った瞬間、親指の付け根にかけて違和感が…。

親指の付け根の縫い目がですね…

ひっくり返すとこうなっているので、地味に違和感を生む

ハンドルをがっつり握ってはないですが、それでも縫い目が違和感を…。クラッチレバーを引く左手の方に違和感を感じることが多い気がします。右は感じた記憶が、たぶん無い。レバーの引き方がまずいのかなぁ?走ることに集中し始めるとすっかり忘れます。でも、不意に違和感を感じます。同じ南海部品の革の冬用グローブは厚い裏地があるので違和感はありません。

思いました。グローブははめただけでなく、ハンドルを握ってから買うのが一番だと。

コストパフォーマンスの良い商品だと思うので、そこを改善してくれれば言うことなしです。南海部品さん、よろしくお願いします。

2017年5月22日月曜日

男がバイクを引退する時 When a man retires a motorcycle

英語、正解とは思えんなぁ…。

Kenkoのサニークロスを使ってエンブレムをピッカ〜ん!

先日、徳島の剣山へ下道を使って行ってきたわけです。いつもと違って人の多い街道筋を利用したこともあって、コンビニや道の駅で休憩しているとW650を見たおんちゃん達に声をかけられました。それがいい息抜きにもなりました。

とあるコンビニでは、革ジャンを着てデニムを履けばなかなかいい感じに見えそうなナイスミドルなおんちゃん(よっ男前!羨ましいぜこんちくしょう)。おんちゃんと同時代のW3を思い出して声をかけていただいたようです。おんちゃん自身はカスタムしたSR500にまたがり、道路事情の悪かった当時の四国を走り回っていたとか。

とある道の駅では、W400に乗っていたというおんちゃんが、北海道ツーリングの思い出など、当時のことを懐かしそうに話してくれました(僕も行きたいぜ、北海道!)。年齢的に取り回しがしんどくなったというのが、降りた一番の理由だとか。

いずれ行く道なんだよねぇ。お金はあっても(この先も乗れるだけのお金があるかはわからんけども)、体力の限界!って時が一番ショックだわ。いずれにしても、降りる日が来るまで安全運転、無事故で過ごせたらいいな〜。

これはマイケル・ボルトンの「男が女を愛する時」When a Man Loves a Womanだわ
パーシー・スレッジよりも艶っぽいよね


2017年5月20日土曜日

徳島・剣山へブリッピングシフトダウンの練習

一応、徳島の剣山までツーリングに行ってきましたが、なんつーか、走るだけで終わった一日でした。

剣山へ向かう国道438号線の途中で「竜王のでんがく」
1本100円。左はじゃがいも、右はお豆腐だよ

写真、ありません。なんだろうなぁ。今日は撮る気がしなかった。ま、そんな日もあるか。実は、ツーリングを口実にして試したかったことがあるんです。

「モータージャーナリストのケニー佐川です」でお馴染み?の佐川健太郎さん。先日、「BikeBros.マガジンズ」のコラムで「ブリッピングシフトダウン」の記事を読みました(記事自体はかなり前のものっぽいですが)。

ブリッピングシフトダウンは、クラッチを切ると同時に一瞬スロットルを煽り、エンジンの回転数を上げてからギアダウンします。あらかじめ回転数を上げることで滑らかにコーナーに進入できるとかなんとか。

「あ〜、シフトダウンの時にブオ〜ンって音をさせてるバイク、見たことあるわぁ」

徳島への往復は全て下道です。くねくねも多い道ですから、せっかくなので練習してみました。あ、他の車両に迷惑をかけないように、前後に車がいないところ、もしくは車間がめちゃくちゃあるところで。

頭での理解が、まだ手と足の動きに明確に繋がっていない感じはあるものの、ピッタリハマってギクシャク感から解放されるとコーナーが楽ちんだし、次を予測する心の余裕も生まれて、スイスイ曲がれるのには驚きました。苦手な下りコーナーも心に余裕が生まれるせいか、いままでになく楽しく感じられるほどです。かといって高速でコーナーを駆け抜ける勇気はありません…。

アクセルの開き方が下手なのか、時々アフターファイヤーかな?、「パン!」って音がしてました。

これ、しっかりマスターして、マフラーをワイバンとかにしたらどんな感じなんだろう?とニヤニヤ。

この日の燃費
・1回目の給油は前回の復路分…26.7km/L
・2回目の給油は愛媛からつるぎ町貞光まで…28.9km/L
・3回目の給油は貞光〜剣山〜高知県大豊町〜早明浦ダム湖〜西条市…29.1km/L
お?いつもより燃費が良い?

2017年5月18日木曜日

ステッカー失敗の巻

ちょっと時間ができたので暇つぶし。

自作ステッカーをタンデムツーリングの時に使っているリード工業のジェットヘルメットに貼ろうとしたら…。

これ、伸びん素材だった!

帽体の曲面でシワが寄る〜

普段使っているSHOEIのGT-Air WANDERERはデザインが出来上がっている上に、インナーサンバイザーを格納する関係で凸凹してるので貼る場所がないし…。

曲面OKのシールだと思ったのになぁ。

2017年5月15日月曜日

ツーリング 県道4号線(宿毛津島線)は爽快

たまにはいつもと違う道を走ってみようかな。


DABUROKU TOURING №23発刊



県道4号線は愛媛県宇和島市津島町〜高知県宿毛市を結びます


じゃこ天はバランスが第一です



いつもと違う道を走るには、いつもとは違う所に行かないとね。ということで前回に続き高知県を目指すことに。目的の道は愛媛県宇和島市津島町(合併前は北宇和郡津島町)と高知県宿毛市をつなぐ県道4号線です。

まず、自宅から津島町へ行くまでに時間が…。高速道路は片側1車線なのでビュンビュン飛ばす車に煽られるとしんどいから、国道56号線で。時間かかる〜。

道の駅津島やすらぎの里で休憩。夜にここで休憩したこともありますが、温泉も併設されているので車中泊の車もけっこうある。露天風呂もあるし、広くて綺麗な温泉だから、車中泊にはもってこいの道の駅かもしれません。

あ、じゃこ天売ってる。昨晩食べたじゃこ天は、じゃこの割合がいまいちだし、うすっぺらいし、じゃこ感がなくて残念な感じ。ここのお店のはどうだろう?

島原かまぼこのじゃこ天だよ

じゃことつなぎの割合、塩加減、ふっくら感、じゃこじゃこしい感じが僕にぴったりです。ほかにもいろいろ売っています。美味しかったので今度は違うのを買ってみようかな。

これは鯵天。じゃこ天より白っぽい

じゃこ天よりもぷりぷりした感じといえばいいかな?つまり鯵の身の持ち味が上手に引き出せてる感じがします。小腹を満たしたところで、さぁ県道4号線へ向けて出発!


高知県宿毛市へ往復の旅



国道56号線から県道4号線へ。川沿い、農村地帯を抜ける道で、ツーリングマップルでもおすすめコース。高知県の笹平あたりでは1車線で見通しの悪いくねくね道、岩肌からしみだした水が道路に広がっていたりしていますが、基本片側1車線の整備された道です。

しばらく行くと愛媛県側に山財ダムの案内。どんなとこだろう?すぐ近くにあるので県道4号線を離れて、目指してみることに。

この場所に上がる道が少し怖い

ダム湖の奥を目指したら、雉や狸、たぶんアオダイショウに出会いました。蛇の尻尾側を通ろうとするのに、なんであいつら引き返そうとするんですかね?頭を踏むかと思って焦りました。

ダムの奥に集落があるのですが、向こうから軽トラのおんちゃんが慣れた道なんでしょうね、ブラインドコーナーの向こうから結構なスピードで不意に現れたので、それにも焦りましたが…。こういう見通しの悪い道ではマフラーをワイバンにでも交換して、排気音でこちらの存在を知らせるのも必要かなぁなんて、妻を説得する理由を考えたりしてしまいます。

山財ダムを後にして、県道4号線に戻り宿毛へ。それにしても喉が渇いたぞ。御槇(みまき)の集落に入った辺りで、自販機とその横に移動販売のたこ焼き屋さん。そういえば昼時だわ。それにしてもここで商売が成り立つんだろうか?

僕:おんちゃん、たこ焼き8個の1つちょうだい(300円)
おんちゃん:ごめん、いま焼き始めたとこなんよ。あと8分待ってくれる?おいしいの焼いたげるけん
僕:かまんよ。そこで待ちおるけん

タコの足の本数も8、待ち時間も8

急ぐ道でもないし、周囲のやまなみを見ながらぼ〜っとしていたら、「できたよ〜」の声。聞けば、篠山に行く人や、近くの牧場の芝桜を見に行く人が立ち寄るらしい。ちゃんと商売が成り立つんだね。

おんちゃん:今日はバイクでどこまで行くん?
僕:宿毛まで行こうかと思うんよ
おんちゃん:わたしもね、若い頃は750に乗って四国をまわったこともあるんよ。あの頃は今と違って道が悪くて、よう転んだわ。大怪我せんかったけん、たこ焼き焼いとるんよ。食べ終わったら、パックを持っといで。
僕:ありがとう(付近にゴミ箱がないので助かる〜)

移動販売のたこ焼きはいまいちのイメージがあるんだけど、おんちゃんのは中がトロっとしてて美味かった


県道4号線を走っていると篠山に登れる道がありました。以前、愛南町の国道56号線側から登ったことがあるのですが、こっちはどんな道だろう?ということで登ってみました。すると「やけ滝」の案内。バイクを止めて見に行くと…。

一番奥の滝壺まで行くと水しぶきと落水による風が心地よい

日が高くなり、気温も上っていたので、ひんやり良い心地です。サワガニがいたので、写真を撮ろうとしましたが見えない所へ逃げられてしまいました。

愛南町側から登るより距離も短く、すぐに篠山トンネル〜自然学習館へ。ここから登山口のある第一駐車場まではもうちょっと走りますが、今日は自然学習館まで。

今思えば、なんか不思議な角度です…

前回来た時、自然学習館そばの白滝には水がなかったのですが、今回は水がちゃんと落ちていました。落差は約50m。

白滝は篠山の7合目付近にあります

篠山は標高1064m。7合目付近の滝だけに、水量が不安定なのかな?

この後も坂本ダムとか笹平キャンプ場とか、いろいろ気になる場所があったのですが、ひとまず宿毛へ。宿毛まで来たら足摺岬まで足を伸ばしたくなるのが人情です。でも、ゼファーの先輩が行きたがっていたので、抜け駆けはやめておこう。ツーリングマップルで面白そうな場所を探していたら大島という島の向こうにある「咸陽島」は、干潮時には歩いて渡れるとか。渡れるかなぁ?どうかなぁ?

向こうに見える島が咸陽島ですが、おしい!微妙に途切れてた

大島へは橋で渡ります。ここへ到着した時、いい感じでつながってると思ったら、若干途切れていて、釣り人のおじさんも引き上げる時間になっていました。後で調べたら、「宿毛のだるま夕日」のポイントとしても知られているそうです。

そろそろ引き返すかなぁ。


夕暮れ時の出井甌穴



海に沈む夕日を見ながら帰るには、遠回りですが愛南町経由の国道56号線という選択になります。でも往路で、写真にしたら面白いだろうなと思いつつ、夕暮れ時の方がもっと面白くなるんじゃないかと思った場所があったので、再び県道4号線へ。

県道4号線はずっと川沿いの道です。往路、宿毛の開けた地域までは川が対向車線の向こう側なのでよく見えなかったのですが、復路ではすぐ左手に川が見えます。だから気付かなかったものに気付いたり。

人工物と自然の調和を見て取れる気がします

県道4号線を選んだ目的の場所に到着。高知県と愛媛県の県境にある出井甌穴(いでいおうけつ)です。どうですかね〜。思った以上に太陽が北側に沈んでる?!。できれば、川の上流方面のど真ん中に沈んでくれればよかったんだけどな〜。

しょうがないので色温度を調整しました…

甌穴は、急流で水が渦を巻き、その渦が大小の礫(れき)や砂とともに一定の場所で旋回することで岩を削ってできます。出井甌穴では、長さ20m、幅40mの岩床に200余りの甌穴が集まっているらしく、全国的にも珍しいんだとか。水量が少なかったら、また違う感じなのかもしれないね。

で、このあとひたすら自宅を目指して国道を走るわけですが、この時期は日中は暑いぐらいなのに、朝晩は冷えるのでいろいろ重ねたり、暗い国道で車間距離を詰めてくる車とかなんやらかんやらで疲れましたわ。高知で一泊ぐらいしないと移動時間が長すぎる…。

この日の燃費
・1回目の給油は前回ツーリングの復路分…27.4km/L
・2回目の給油は今回ツーリングの往路分…28.0km/L

2017年5月11日木曜日

チェーン注油もだんだん慣れてきた

うむ、妙な待ち時間。しゃーないので、チェーンに注油でもしようかな。

マジックでつけた「ここから始める!」目印

だんだんチェーン注油に慣れてきました。が、青い目印がはやく帰ってこないかなぁと思いながら、タイヤを少しずつクルクル。

今回はチェーンクリーナーは使っていません。柔らかい刷毛で油の団子を落としてから、注油。使っているチェーンオイルはKUREのスーパーチェーンルブです。安いからねぇ。

あらたな傷を発見

この間、高知にツーリングに行った時につけたっぽい。浜辺に入った時にできたのか…。まぁいいんじゃない?味です味。と言っていられるのも、目立たない所にあるからだとは自覚しています。


一番最初にTriumphのスクランブラーに憧れた僕にとって、こんなマフラーなら安心だし、かっこいい。でもW650に乗ってしまうと、ド・ノーマル最高という思いが頭から離れず…。

2017年5月8日月曜日

ツーリング 荒波と恵みの黒潮

GW最終日、待ちに待ったツーリングに行ってきた!


DABUROKU TOURING No.22発刊



腕が悪いので、かなり補正した…


何や知らん、寒いぞ



多島美の瀬戸内海も良い景色ですが、たまには太平洋でも見に行こうかな。GW最終日とは言っても人出が多そうな場所を避けつつ、それでもちょっとは観光気分も味わえそうな場所。ということで高知県中土佐町の久礼大正町市場をめざすことにしました。

四国山地を越える国道33号線から高知県須崎市へ抜け、少し南の中土佐町という行程です。降水確率0%の予報だったので秋春用のジャケットを来て出発しましたが、雲が厚いし、久万高原町まで上ったら、さ、寒い。気持が萎える。南国市の自動車博物館に変更しようか…。いや、初志貫徹!

高知県に入り、道の駅「かわうその里すさき」で休憩。焼き鳥屋さんがいい匂いをさせています。恐るべし匂いパワー。自然と身体が引き寄せられる〜。あと、冷えた身体を温めるにはタンパク質がいいと勝手に思っているので…。

ニンニク醤油ダレを2本

ここから南下して久礼大正町市場へ。国道56号線を走りましたが、県道320号線なら海沿いルートだということを後になって知る。で、久礼大正町市場にいく前に、双名島を見ておくことに。ここの鬼伝説(詳しくは中土佐町の観光情報へ)がなかなか泣かせます。

海のすぐそばまでバイクを寄せられる場所ってなかなかないんですよね

近くまで寄ったら、2つの島をつなぐ防波堤に釣り人がたくさんいました。久しく魚釣りに行ってないなぁ。


久礼大正町市場で何を食う?



次は久礼大正町市場へ。だんだん雲が晴れてきたと思ったらどんどん暑くなるあたりは、さすが高知。行き交う人は半袖T。僕は、長袖T、タートルネックのトレーナー、ジャケット…こりゃたまらん。

新鮮な魚介類はもちろん食堂もいっぱい。


エビスさんが持っているのは鯛ではなくて鰹だね。鰹で栄えた町ってことかな?


ちょうどお昼時だったので人がわんさか


あの絵って漫画「土佐の一本釣り」じゃなかったっけ?


どこかの待合室に流行りの漫画と一緒に破れかぶれ、しかも全巻揃ってない状態で置いてあって、「どんな漫画だろ?」って読んだ記憶があります。

新鮮な魚介類や美味しそうな干物を売っていますが、持ち帰れないのが残念。新鮮な魚介類…あ、刺し身苦手だった!赤身の魚は火が通らないと痒くなるんですよね。甲殻類も生はだめだし、白身の魚も包丁が同じでサラシで拭った程度ではどうもだめです。だから回転寿司に行っても妻とこどもの横で一人、北寄貝サラダとか北寄貝サラダ、気分を変えて北寄貝サラダを食べてます(ちょっと盛りましたw)。

火の入ったものを食べてもいいんだけど、カツオの町で焼き魚、煮魚って負けた気がする。しかも食堂は人がいっぱい。並んででも食べる性格ではないので…。

チキンナゲット!

いえいえ、いも天です。揚げたてじゃなかったのが残念ですが、それでもおいしい。

南海地震で津波被害が心配される高知県ですから、避難用のタワーがあります。見たら「純平タワー」って書いてある。「土佐の一本釣り」の主人公の名前を冠しているのですが…。

純平タワーは平時は展望台として久礼湾を遠望することができます


あっら〜。「土佐の一本釣り」原作者・漫画家の青柳裕介さんの像が。なるほど、縁が深いんだね。青柳さんの功績を称える像と碑が建っています。碑には、「海を、山を、野を、川を、愛してやまなかったひとりの漫画家が 『我が人生悔いなし』と記し 悠久たる土佐の大自然の中へ還っていった」とあります。

人生を振り返った時、あなたのように思えたらいいな

青柳さんの像が見つめる先には太平洋

やはり鰹とともに生き、栄えてきた町なのでした


ハマヒルガオの咲く浜辺



久礼大正町市場、今度は妻と一緒に来ようかね。もうちょっと海岸線を走ってみたい。できれば海のそばまでバイクが寄せられる場所があるといいなぁなんて思いつつ、南の方へ走った先で辿り着いたのが「小矢井賀浜」。直ぐ目に止まったのが浜辺に咲くハマヒルガオ(多分…)。

海が恋しいのか、みんな海の方を向いています

写真を撮っていたら地元のおじさんがトロ箱を持ってやってきました。

僕:この花、なんでしょうね?
おじさん:ハマヒルガオやと思うけんど、よぅ、知らん。朝日の中で見たら綺麗ながでぇ(という感じの土佐弁)

聞けば、おじさんはこの海岸のゴミ拾いをしているそうで、海がひどく荒れた後には、漂着物の量がすごいらしい。で、いそいそとトロ箱にゴミを拾い集め始めるおじさん。実際、浜辺を見渡した時、ゴミらしいゴミが目に入ってこないところを見ると、おじさんの努力には本当に頭が下がります。

おじさんの話を聞かないと浜辺が綺麗な本当の理由がわからないのであった

こういうエピソードに出会うと、自分自身の想像力がまだまだ足りないなぁと自覚していまいます。

電柱邪魔。もうちょっと良い位置にバイクを止めたかったのですが…

本当はハマヒルガオの前ボケ、シャープなW650、海の後ボケで撮りたかったのですが、そんなことをしようとしたらどうなるか…。

すでにこんな状態なので無理

こんだけスタックしているのに、これ以上前に進んだら絶対やばい。フルロックして切り替えそうにもフロントタイヤはどんどん横滑りして曲がら〜ん。抜けだすのにも一苦労。TT100GPの限界をとうに超えています。エンスト何回したことか…1年分したかな(ちょっと盛りましたw)。

帰り道、走りやすい国道なり県道を走るのもつまらないので、面白い道がないかなぁ?「ツーリングマップルR 中国・四国(2015年版)」のP80には鈴ヶ森林道とあります(E3〜H3)。「よく整備された路面で自然林が美しい/ダート19kmほど」とのこと。「はて?整備なのにダート?」。まぁいいや行ってみよう!でも、かなり進んだ先で崩落とかしてたら引き返すのも大変だぞと、ちょっと不安に。

途中、地元のおじさんに道を尋ねたところ、通れるかどうかは行ってみないとわからないらしく、以前にはスピードを出したバイクが崩落した先に落っこちたことがあったとか。ゆっくり行けば落ちることはないだろうけどと言いつつ、その表情には、あまりおすすめしない様子が見て取れます。お礼を言い、やばそうなら引き返す前提で向かってみることに。すると…。

通行禁止やないか〜い

鈴ヶ森林道に入るずっと手前です。しかも23km先って、ほとんど向こう側の出口じゃないかなぁ?残念。

この後、国道に戻り愛媛へ。今年初となる大川嶺に到着したのは日没1時間半前。しかし風が冷たい上にかなり強く、止めてるW650が風に煽られ不意に揺れる。さすがに気が萎えて家に帰りましたとさ。いや〜、楽しかったです。

・出発前の給油(前回、香川に行った復路分)…25.3km/L
・高知県内での給油…25.7km/L