2016年12月26日月曜日

クリスマスにOM-D E-M5 MarkⅡがやってきた

ストレスが溜まるとどうも買い物をしてしまいたくなるようです。今年最後の連休ですが、どこにも行けずもんもんとしていたら、OM-D E-M5 MarkⅡが、と、届いたよ!

OM-D E-M5(2012年3月発売)を長らく使ってきました。以前からE-M5 MarkⅡがいいなぁと思っていたところ、2015年2月発売のモデルだからか、ここのところカメラのキタムラでは底値状態。E-M5からE-M5 MarkⅡへの買い替え促進キャンペーンをしていることもあり、試しに査定してもらったところ、「なぬ!」な予想外の高額査定。大事に使ってきてよかった。で、E-M5 MarkⅡへの買い替えを決心。クリスマスに届きました。わ〜い、わ〜い。この一年、徹夜や土日もいとわず、丸投げされてもしっかり受け止め、無理なスケージュールにも応えながら仕事してきたから、まぁいいでしょうw

ちなみにキャンプ道具貯金は無事です。いひひ。

旅の仲間たち。実に中途半端なラインナップ…

商品レビューはネット上に山ほどあるのでそちらに譲ります。

ボディーは今回もシルバー。親父が持っていたカメラがシルバーボディーのNikon F2(みたいな雰囲気)で、カメラってそういうものというイメージが僕の中にあるんだと思います。

キャッシュ!もしくはカードで一括!とキメたいところですが、レンズも一本一緒に買ったこともあり、迷わず分割!20回まで金利分割手数料無料なので^^;

おっしゃ〜〜〜〜〜〜〜!新しい旅の仲間たちとツーリングじゃ〜〜〜〜〜〜〜。

2016年12月22日木曜日

ツーリングに行けない週末は雨が降ってしまえと思ってしまう

もうちょっと綺麗にしとけばよかった…

今年最後の連休がやってきます。土日はまぁまぁ天気が良さそうですが、正月休み前にいろんなことを片付けたい人はたくさんいらっしゃるようで、うむむむむ…という状態です。ストレス溜まる…。

ツーリングに行けない週末の天気が良いとものすごく損した気分になるので、ついつい雨が降ってしまえと思ってしまいます。いやいや、せっかくの週末のツーリングを楽しみにしているライダーさんもいることなので、晴れるといいな。

2016年12月19日月曜日

革のブーツに防水スプレーを試してみた

ものすごく天気の良い日曜日でしたが、時間を盗まれた結果、家から出られません。ツーリングをあきらめ、先日、パーツランドイワサキで購入したフッ素系防水スプレーをブーツに試してみました。

株式会社山城の「強力防水ライダーズガード」

あらかじめレザーソープでブーツをクリーニングして、乾燥させてから使用しました。「使用方法」には、「目立たない場所で色落ち等の異常がないか確かめて下さい」とありますが、ボロっちいブーツなのでお構いなしにスプレー。この手の商品は吸い込まないようにしないといけないので風向きに注意。

「大量に使用しないで下さい」とありますが、適当にプシュー

スプレーした後。すぐ革に馴染むみたい

足首部分に妙な模様が…

これは、レザーソープの使用後、革のベルトをしたまま乾かしてしまったために乾燥が不十分だったことによるようです。使用方法には、「汚れやシミがある場合には選択し完全に乾燥した状態で使用して下さい」とあり、やってしまった!という感じです…。「スプレー後20〜30分自然乾燥させて下さい」とあるので乾燥。

霧吹きで水をかけてみた

革の状態が比較的良い所は粒状になりました。チェンジペダルがあたる左足の方はというと…。

傷んでいるところはダメっぽい

粒状だったところも、そのうち染みこんでいきましたとさ

この手のブーツとはあまり相性が良くないのかもしれません。ツルっとテカっと加工したブーツならもっとうまく水を弾くのかな。ということでした。

2016年12月15日木曜日

ツーリングの楽しみ方を振り返ってみた

早いもので2016年ももうすぐ終わりです。日帰りのソロツーリングがほとんどだったわけですが、一年を振り返りつつ、ツーリングが楽しい理由を思い出してみようと思います。


まだ見ぬ景色が待っている



雲海がきれいだった早朝の大川嶺

綺麗な景色を見に行くのはツーリングの楽しみの一つ。行き先をはっきり決めないツーリングが多いので、ふいに綺麗な景色に巡り会えた時の嬉しさといったらありません。朝日や夕日に染まる景色を観ようと思えばそれなりの努力も必要ですが、上手く出会えた時の感動はひとしおです。周囲に誰もいなければ、なんだか独り占めしたような気分になります。


好奇心の赴くままに走ることの危うさと達成感



林道で小休止

幹線道路から外れる脇道や林道は、好奇心を掻き立てます。スマホの地図アプリは最終手段と決めて、迷いこんだりパンクの不安を感じながら進みます。そうしてなんとか人の匂いのする場所へ辿り着いた時の安心感や、一気に見晴らしのきく場所に出た時の達成感。地元の人は普通に利用しているんだろうけれど、アドベンチャー気分を存分に味わえます。


いろんな人との出会いが楽しいね



売店のおばちゃんが麦わらで作った虫籠。こどもの頃の思い出話が楽しかった

あまり人気のない所に行ったり目的を決めないツーリングのせいか、たまに出会った休憩中のライダーさんや地元の方など話好きそうならその場で話し込むことはよくあります。話を通じて地域のことやおすすめコースなど耳寄りな情報を得ることも多く、次回のツーリングでおおまかな計画を立てる参考になったりします。


地元メシを味わう楽しみをちょっと覚えた



あまごで作った「さつま」

学生時代の貧乏性が抜けないことと普段から外食に興味がないので、ツーリング中にお店で食事という発想になりませんでした。でも、食べると疲れ方が全く違うと気付いてからは食事をするようになり、行った先で地元の何かが食べられるようなら食べます。でも、ソロツーリングでは、「あそこの○○を食べに行こう」と思って出発することは未だにありません…。


トラブルもまた旅の思い出



四国を飛び出した先でパンク。Holtsのパンク修理キットで修理中

トラブルは無い方がいいに決まっていますが、あればあったで思い出になります。と言えるのは無事に帰宅できたからですが…。ソロツーなら困るのは自分ひとりですが、誰かとツーリングすれば相手に迷惑もかかるので(いや、仲間のトラブルを迷惑と感じる人とはそもそもツーリングしないんだろうなぁ)、パンクに限らず、防寒や日常のメンテナンスをきちんとしないといけないなぁと痛感しています。


いろんなことから自由になれる気がする



自然の中に身を置くと、とりわけそう感じるね

とくにソロツーリングなら行き先を決めるのも変更するのも自分次第。無理する必要もなく、休みたくなれば休み、腹が減れば食べ、雨が降れば無理せず雨宿り。周りのスピードに合わせて否応なしに動かされる日常や、誰かに時間を盗まれる日常から、ぶっつり切り離す感じがいいんだと思います。


一緒に走る楽しさ



時間が合えばゼファーの先輩とツーリング

誰かとツーリングすれば、ソロほどの自由度はありませんが、それを補うだけの楽しさがあります。僕の場合、普段なら行かない観光名所や味が自慢のお店に行くことで、ツーリングの楽しみ方を分けているような気がします。車では行ったことのある観光地でもバイクで誰かと行くとちょっと違った気分になるから不思議です。


バイク+αの楽しみ



ある日、じいちゃんの形見のカメラがあったことをふと思い出した

バイクはツーリングそれ自体十分楽しいのですが、人それぞれ+αの楽しみがあると思います。ツーリングに組み込んで楽しむなら、キャンプ、○○巡り、四国なら88ヵ所巡礼、登山とかトレッキング、釣り、写真などなど。ツーリングの楽しさを演出するもので思いつくのはカスタムとかファッション?。あきっぽい僕ですが、きっかけがあってまじめに楽しんでみようかなとカメラを持って出かけています。実際、ツーリングの楽しさが広がりました。写真ももっと上手くなりたいなと思います。

今年も残すところわずかですが、あと2回はツーリングに行きたいなぁ。

2016年12月11日日曜日

来年こそはキャンプツーリングをしたいけれど…

愛媛を遠く離れた場所でいろんな景色を見てみたい(写真は愛媛県大川嶺)

キャンプ道具貯金をしています。かなり貯まってきました(多分…)。が!何や知らん、一度はソロキャンプツーリングをOKした妻がここ最近いい顔をしません。ど、どういうこと?

僕:キャンプ道具買うのとカメラ関係買うのとどっちが嫌?
妻:キャンプ道具w
僕:なら行った先でバンガローとかそういうところに泊まるのは?
妻:え〜、そんな所にお金使うの「もったいない」とか言って嫌がるやろw
僕:そんなことないわい。なんで勝手に決めるんよぉ。
妻:えへへ(まったく悪びれていない笑顔)

つまり、「ソロ」というのがど〜も気に入らんようで、ソロでなければ泊まりがけで遠方に行くのはOKらしい。

女心と大川嶺の天気は変わりやすいようです。あああ…。

関係ないけど、サカナクションはカッコいいなぁ。ザッキー最高。

2016年12月8日木曜日

ケンコーフィルター MCトワイライトレッドとMCトワイライトブルーを試してみた

ツーリングに行った時、綺麗な風景や心を惹く何かを見つけてシャッターを切り、帰宅して写真を見てガッカリということは珍しくありません。ちょっと安易かもしれませんが、ケンコーの色彩強調フィルターを2種類購入して試してみました。

左が「MC トワイライトレッド」、右が「MC トワイライトブルー」

両商品の説明を見ると「夕焼けや朝焼けを撮影すると見た目とは異なり、空の高い部分が『グレー』に写ってしまいます。」とあります。ガッカリの原因の一つはこういうことのようです。

ちなみに、両商品ともフィルム・デジタル兼用。サイズは49mm、52mm、55mm、58mm、62mm、67mm、72mm、77mm、82mmの9種類。僕は使用しているレンズの関係で49mmを購入し、ステップアップリングと合わせて装着しています。

先日、大川嶺に行った時に早速試してみました。

以下に比較のために挙げた写真は、RAWで撮影し、補正せずにそのままJPEGにしたものです。


フィルター未使用の場合




実際の見た目は空の高い部分がもっと綺麗です。ちょっと残念な感じ。

これはフィルター未使用


MC トワイライトレッドを使用した場合



ケンコーのホームページでは「トワイライトレッドは深みのある赤いトーンで、赤紫からオレンジへのグラデーションを再現。段々と暮れてゆく空のイメージを印象的に表現することができます。」とあります。試してみたところ、これはこれで雰囲気あると思います。でも、感動の中心にあった色ではありません。「段々と暮れてゆく空のイメージ」ですもんね。

MC トワイライトレッド使用

ちなみに、「DABUROKU TOURING No.19」で使った下の写真は、「MC トワイライトレッド」を使用しています。

メタルな部分の質感がUPしたような気がする


MC トワイライトブルーを使用した場合



ケンコーのホームページでは「トワイライトブルーは深みのある青いトーンで、青紫からオレンジへのグラデーションを再現。刻々と近づく夕闇の空のイメージを印象的に表現することができます。」とあります。試してみたら「あ、これこれ!」という感じです。

MC トワイライトブルー使用

条件を変えずに上の写真の約8分後

何でもかんでもフィルターというわけではなく、自分がこう写したいから、この条件ではこれ、でも違い過ぎないようにと、きちんと考えて使えるようになりたいと思います。にしても、またツーリングの荷物が増えました…。

2016年12月4日日曜日

ツーリング 時間よ止まれー夕さり

前日は知人と忘年会。翌日は昼まで無為に過ごしたものの、晴天。大川嶺に通じる県道328号線は冬季通行止めとなるが、ダメモトでW650とともに大川嶺を染める夕景を目指すことにした。


DABUROKU TOURING No.19発刊



右のピークが大川嶺


大川嶺からの夕景を求めて



前日の金曜日の天気予報では、土曜は晴れ、松山での予想最高気温は17℃。日曜は雨。となれば、この日の夜の忘年会は深酒はしないようにと思いつつ…。結局、メニューに書かれた日本酒の味を確かめようと右から左へと順に注文してしまう。やはり、島田酒造㈱の小富士超辛口は秀逸だ。

結局昼まで寝入ってしまい、「ものすごくいい天気だよ」と妻に起こされる。この時間から行ける場所はそう多くはない。国土交通省四国地方整備局の道路情報システムを確認すると、冬季は通行止めとなる大川嶺への県道328号線には規制が出ていない。正しく反映されていないかもしれないと思いつつも、ダメモトで行ってみることにした。

道中見上げた久万高原町の方向は、すっかり晴れ渡っている。国道33号線を久万高原町御三戸(みみど)で県道328号線へ。美川スキー場付近の道路情報には「夜間早朝凍結注意」との案内のみ。「行ける!」と気持が逸る。

夕日の沈む大川嶺を初めて訪れたのは去年の秋。無限のラティチュードが空を染める美しさは感動的だった。そのせいか普段の生活の中で、特に夕刻、皿ヶ嶺連峰の稜線がくっきり見えるような日にはその時の光景が脳裏に浮かび、今すぐにでもバイクを走らせたい衝動に駆られるのだ。

そして、期待を裏切らない光景が僕を待っていた。

電子基準点のある付近から

冷たい風が緩やかに吹いている。松山での日の入りは17:00ぐらいだったと思うが、16:30頃には到着したからまずまずの時間だ。眼前に広がる光景が、刻一刻と色を変える。天候次第でこれほど大川嶺一帯の表情が変わることに驚きつつも、去年とは違う新しい感動に包まれる。ついついここへ足を運んでしまうのは、そういうことがあるからだろう。

表紙にする写真を撮るために、逆行かつ太陽の強い点光源とW650のメタルな雰囲気を一枚に収めようと悪戦苦闘。そして力量の無さに落胆する。あまりここで時間を費やすと、本当の日没に間に合わなくなる。大川嶺から笠取山へと続く稜線に太陽がかかった頃合いを見計らって大川嶺を目指す。

時すでに遅し。太陽は彼方に没しようとしていた

大川嶺に登ることすらできなかった。時間を止めることが出来たなら…。太陽はあっという間に姿を隠してしまった。方角としては大分県の臼杵市の方なのだが、果たしてどこまで見えているのか。太陽は没したが、本当に僕が見たかったのはこの後の時間帯だ。

オレンジ色から紫だろうか、滑らかなグラデーションが空を覆う

月の入りがもう少し早ければ日の入りとシンクロする光景が見れるかもしれない

表紙の写真を撮っていた時には吹いていた風が、この頃には止んでいたのではないだろうか。海陸風が凪になっていたのかもしれない。12月の標高1,500m付近ながら、風さえ吹かなければ温かく感じられるのだから不思議だ。僕にとっての大川嶺は、自宅からそれほど遠くない場所で自然や地球を体感できる場所でもある。


味を求めるならドリップ、握り締めるなら缶



グローブをタンクバッグの上に置きっぱなしにしておいたのは間違いだったと、手にはめてから気づく。内側まですっかり冷えきっている。グリップヒーターをONにするが、それ自体も冷えきってからの状態のためになかなか温まらない。先日購入したZippoのハンディウォーマーを忘れていこともあり、早く手を温めたい。

以前は、国道33号線と大川嶺の中間ぐらいにある大谷集落に自動販売機が設置されていたのだが、いつの間にか撤去されていた。道の駅みかわまでしばし頑張る。

冬場にうれしい缶コーヒー

最近はコンビニでどこでもドリップコーヒーが飲めるようになった。安い上に美味しいのだが紙カップのため握り締めることはできない。缶コーヒーを買う理由は握り締められることに尽きる気がする。


三坂峠からの夜景



帰り道、三坂峠からの夜景を探すことにした。三坂第1トンネルを抜け、左折して少しばかり走ると待避所がある。ガードレールをまたいだ場所の草が刈られているところを見ると、ここから写真を撮る人達がいるようだ。

バイクを重ねて撮るにはどうしたらいいか悩みつつ、ここでも力量のなさに落胆。それでもここで写真を撮った証を残そうとシャッターを切る。

夜景めぐりも楽しそうだ

時間を止めることはできない。その時間をどうやって写し込むか、いろいろ考え悩んだツーリングだった。


この間の燃費…28.7km/L(これはこの日のツーリング出発時の給油)

2016年11月30日水曜日

夜間走行はつくづく怖いと思う

今年の冬至は12月21日だとか。それまではどんどん日没が早くなります。運転が上手くないのは認めますが、夜間走行ってつくづく怖いなぁと思います。

これは夜明け前。コーナーに街灯があるのとないのとでは大違いだと思う

明るい街中は別として、夜間走行が怖い理由を考えてみました。


  1. コーナーに進入する時はバイクのヘッドライトが現に照らしている方向より先に視線を送るわけですが、街灯がなければ視線の先は真っ暗。つい、ヘッドライトが照らしている方向を見てしまい、うっかりまっすぐ進みそうになる恐怖。ハンドルを切った角度に合わせてヘッドライトが動く車種ならまだしも、カウルに固定されているようなバイクってどうなんでしょう?
  2. 街灯の無い下りコーナー+進行方向に平行に溝を掘るグルービング工法が施された道はさらに恐怖。タイヤのパターンによってはグルービング工法も気にならないのかなぁ。
  3. 対向車がHIDだと一瞬視界が奪われます。後続車がHIDでもミラーが強烈に反射して見えにくい。
  4. どうやら夜間の車は、視界が狭くなるせいか自然とスピードが出るらしい(おそらく自分もそう)。だから相対的に煽られているような気になるのかも。コーナーに入る前に十分に減速したいけれど追突されたらどうしようという恐怖。

己を知れば、夜間走行をしないにこしたことはないなぁと思います。でも遠くへツーリングに出かけると夜間走行は避けられないので、遠回りでも明るい道を選ぶか、後続車があれば躊躇せず先に行ってもらうとかして身の安全を確保するのが大事だなぁと思います。

関係ないけど、The La'sはカッコいいなぁ。

2016年11月26日土曜日

フロントタイヤを交換したよ ダンロップTT100GP

フロントタイヤがすり減っていたので、交換しました。う〜、財布の中身が〜。ダンロップTT100GPです。完全に別のタイヤにするタイミングを逸しました…。

オレンジのラインを消したくてしょうがない

ちなみに交換前は…。

お〜こわ

新しいタイヤは滑るというので、いつものように100kmのならし走行に出発。本当は久万高原町に抜ける交通量の少ない峠道を走りたかったのですが、天気がイマイチ、防寒をウッカリなどもろもろの事情で、幹線道路メイン。

100km走行したけれど、残念、オレンジのラインはクッキリ…

気分的に安心できたのでOKとします。

ちなみに右側が片減りしていた問題ですが、バイク自体には問題なかったようです。新しいタイヤで様子を見てみようと思います。

2016年11月22日火曜日

丸型ハーフNDフィルターのこと

写真を撮っていて悩ましいのは、明暗差の大きい被写体だと明るい部分が白一色になってしまう「白飛び」や、暗い部分が真っ黒になってしまう「黒つぶれ」してしまう問題です。光の情報がなくなってしまうので、補正ではどうしようもありません(多分…)。

露出をどこに合わせるかということが重要になってくるのですが、それでも限界があります。そこで、明暗差のある被写体に対して力を発揮するというハーフNDフィルターを購入してみました。


Kenko NDフィルター R-ハーフ ND4 49mm



半分だけ減光処理が施されているので、例えば水平線に沈む夕日などは、水平線より上の太陽の光を減光させ、空も海も撮ってしまうという感じでしょうか。被写体に合わせて角度を変えることが出来ます。

半分だけNDフィルター

上のハーフNDフィルターは49mmです。現在使用しているレンズのフィルター径は37mmと46mmですから、このままではレンズに装着できません。そこでステップアップリングを購入。

これはMARUMI ステップアップリング 37mm →49mm

レンズ➝ステップアップリング➝ハーフNDフィルターと装着します。購入したMARUMIのステップアップリングは非常にお安いにもかかわらず、溝がきちんと彫られていてゆるくもきつくもありません。

早速試してみました。綺麗な夕日ではありませんが、ものは試しということで。

露出をどこに合わせるか、測光方式をどうするかという問題もあるとは思うのですが、ひとまず深く考えずハーフNDフィルター無しで撮ってみると、明るい所ではかなりの範囲で白飛びしてます。

ハーフNDフィルター無し

今度は同じ設定のままでハーフNDフィルターを装着して撮りました。減光処理させた部分は上半分。白飛びは明るい部分の中心ぐらいに収まりましたし、雲の表情が随分見えるようになりました。実際は、露出を変えながらいろいろ撮影すればいいんだと思います。

ハーフNDフィルター有り

丸型NDフィルターは小さくてツーリングに携帯するには便利なのですが、一番の問題は、減光処理させる部分が必ず全体の半分を占めるということです。

その点、角形ハーフNDフィルターはかさばりはするものの、角度だけでなく、フィルターを差し込む位置によって減光処理させる部分(ハーフグラデーションフィルターなら色をつけたい部分)を任意に決めることができます。だったら角形の方が絶対いいじゃんってことなんですが、ちょっとお値段が…。安いのはいくらでもあるんですが、安物買いの銭失いを数多く経験してきているのでちょっと手が出ません。

そんなこんなで夕日や朝日を撮るのを楽しみにしながらツーリングに出かけようと思います。

関係ないけど、SEALが沁みるなぁ。

2016年11月18日金曜日

フロントタイヤの右側がすり減る片減り問題

ふとフロントタイヤを見たら…。

こりゃ交換かな?

何や知らん、進行方向に対して右側(写真では左側)がやけに擦り減ってます。リアタイヤは片減りしていないようなんですが。原因についてちょっと調べたら、乗り手の問題、バイクの問題、路面の問題、空気圧の問題などいろんな要因があるようです。乗り手が下手ということは否定しませんが、バイクに問題があるようなら文字通り問題です。交換する時にバイク屋さんに聞いてみようと思います。

「バイクに問題はなかったですよ」と言われたら、路面の問題もさることながら乗り手の問題にもなるので、ほっとしていいのか、下手さ加減を思い知ってショックを受けるのか…。

ちなみに遡ってブログを確かめたら、前回交換してから約15,000km走っていました。

新品に交換し約9,000km走った段階

ちなみに、新品タイヤは…。

こうして見てみると新品って溝が深いわぁ〜

バイクにちゃんと乗るって、お金かかるんだね…。

2016年11月14日月曜日

ツーリング動画をつくってみた【愛媛・大川嶺の雲海編】


あ!「大川峰」ではなく「大川嶺」の表記間違いです…

愛媛県道328号線が冬季通行止めになる前に、早朝の大川嶺に足を運んできました(11月12日)。

午前4時半出発。三坂第一トンネルを抜けた途端、久万高原町内は濃い霧の中。レイングローブがなかったため地味にグローブが濡れてしまい、止む無く足止めをくらいました。地元の方にお聞きしたらこの日の霧は深い方で、午前9時ぐらいまで霧に包まれていることもあるとかなんとか。

時間的には大川嶺で日の出を見れるように自宅を出発したものの、霧があまりにも濃いならば危険この上ないということで霧が和らぎつつ空が白むのを待ち、気がつけば午前6時半。さすがに霧の上がどうなっているのか気になり、余り使いたくないけれど同じぐらいの標高の四国カルストライブカメラをスマホで検索したら晴れ!。

再び大川嶺を目指しました。日の出の瞬間には間に合いませんでしたが、霧を抜けると朝日が照らしだす周囲のやまなみと足下の雲海が美しく、心が震える朝のひとときでした。

途中、2台の車が下りてきたのですが、天気と場所を知っている人が写真を撮りに行っていたようです。その瞬間の光景をみたかったなぁ。

ちなみに先日の大川嶺はものすごく寒かったのですが、この日は驚くほど暖かかったです。

ヘルメットにマウントしたコンツアーは水滴でぼんやりしていますが、それはそれでいいかなぁということで動画にしてみました。

2016年11月10日木曜日

冬のツーリングにZippo ハンディウォーマー

晩秋から冬のツーリングでつらいのが指先の凍えです。バイクに乗っている時はグリップヒーターで温かさを保つこともできます。しかし、コーナーが連続するところではグリップを握りっぱなしというわけにもいかず、ハンドルカバーでもなければ指先がだんだん凍えてきます。バイクを降りて写真を撮っていると、どうしても指先を露出した方がやりやすい作業もあります。

先日、寒風吹きすさぶ大川嶺に行き写真を撮っていたのですが、やはり指先を温める何かがほしい。冷えきったグリップヒーターはすぐには温まりませんし。数カ月前、引き出しの中から、学生の頃にカッコつけて使っていたZippoライターが出てきました。以来、Zippoライターを使っているのですが、共通のオイルで使えるZippo ハンディウォーマーなら使い捨てカイロより経済的かなぁと。いやいや、煙草を吸う時点で家計にとっては非経済的です…。

そんなこんなでZippo ハンディウォーマーを購入してみました。


Zippo HANDY WARMER Oil Set



何や知らん、iphoneの外箱チック


133mlのオイル、注油カップ、フリース素材の専用袋がセットです


Zippo ハンディウォーマーの使い方



Zippoハンディーウォーマーは直接オイルを燃やすのではなく、気化したオイルがバーナー部分にあるプラチナの触媒作用で酸化発熱する化学カイロです。使い捨てカイロより環境にやさしいのかな?

ではその使用方法を、アウトライン程度に紹介します。

ウォーマー本体からバーナーを取り外すと注油口が現れる

ウォーマー本体からバーナーを取り外すと注油口が現れます。ここに付属の注油カップでオイルを計量し、注油します。

計量に使用する専用の注油カップには上下2本の線があり、ウォーマー本体のタンク最大容量は上線2杯分まで。最大容量の注油で約24時間使用できるとあります。使用したい時間に合わせてオイルの量を調節します。

余分なオイルの入れ過ぎは十分な発熱を得られない原因になるそうです。(最大容量近くまで注油した時のことだと思いますが)注油後、バーナーを取り外した状態で注油口にティッシュなどを軽く詰めて1分ほど本体を逆さにして余分なオイルを染み込ませます。Zippoオイルはとても引火しやすい燃料ですので、オイルが染みこんだティッシュは火気に十分注意して処分します。

また、注油口のフチとオイルを染み込ませた綿の上面との間に5mm程度の余裕がないと十分にオイルが気化せず、温かくならない原因となるようです。

オイルを注油しバーナーを取り付けたらいよいよ点火

マッチやライターの火でバーナーを燃やすのではなく炙って温めます(3〜5秒で温かくならない場合は10秒程度とのこと)。火をバーナーに近づけ過ぎるとプラチナ触媒が劣化したり、本体を逆さまにして炙るとライターのススで触媒の劣化が早まるそうです。ということは上の写真のようにして温めればいいのかな。

ちなみにバーナーの耐用発熱回数は70〜90回程度とのこと。Amazonでは600円ぐらいで売っていますね。

ライターのように燃える火が見えるわけではありません。点火できたかどうかの確認方法は、バーナーにウォーマーのキャップをくっつけ、水蒸気によるくもりが確認できればOK。

キャップをして専用袋に入れて使用します。専用袋に入れても熱い場合はさらに布等に包んで使用するようにとあります。


で、実際どうなん?



試しに下線1杯分(おおよそ6時間分)を注油してみました。専用袋に入れない状態ではとても温かいのですが、専用袋に入れると冷たくなった指先を温めるには物足りません。これは、オイルの量に起因するのでしょうか?

この記事を書いている部屋は暖房を効かせておらず、室温は14.5℃。ハンディーウォーマーを専用袋に入れない状態でデニムのバックポケットに忍ばせています。キーボードを打つ手が冷たくなるのでハンディーウォーマーを手に取ると、みるみる温度が下がるのが分かります。バックポケットにしまうとすぐに温かさを取り戻します。発熱する量と奪われる熱の量が結構微妙なのかもしれません。

それは、取扱説明書の「よくあるご質問」の「暖かくならない」「A4」に、「ハンディーウォーマーを放置した際に熱が外に出てしまう為、外気が冷たい場合は暖かくならない場合があります。必ずポケット等に入れてお使いください」とあることからも分かります。

バックポケットの上からの方が、専用袋の上から触れるより温かい。ということは、専用袋は断熱の効果が大きいのかな?

発熱を途中で止めることはできません。「発熱途中で不要となった場合は、安全な所におき、完全に放熱させてください。寒い所に置くと立ち消えして、次回のオイル注入の際に入れ過ぎの原因となります」だそうです。

メンテナンスも含めて使い方が温かさを大きく左右するアイテムのようです。ないよりはマシ程度に考えてツーリングに携行しようと思います。たっぷりオイルを入れたらもうちょっと温かくなるかもしれないですしね。

【追記】
先日、早朝の大川嶺に行く時、上線1本分(12時間分)入れたところ、気化する量が多いのかどうか分かりませんが専用袋に入れても非常に温かく、感覚的には倍以上あたたかかったような気がします。朝4時ぐらいに注油して、深夜まで温かさが持続しました。

2016年11月7日月曜日

ツーリング 久万高原町にて紅葉狩

11月は紅葉シーズン。美しい紅葉を求めて、W650とともに久万高原町をツーリング。


DABUROKU TOURING No.18発刊



大川嶺分岐からブナ林を縫う愛媛県道328号線にて


今年の紅葉はやはり遅い 面河渓



朝、空を見上げると北の空は灰色がかっているものの、南の空は比較的明るい。前日の天気予報が、大陸から寒気が張り出すため日本海側は曇り、一方太平洋側は晴れと言っていたことを思い出す。

行き先を決めないままツーリングに出発するのはいつものことだが、そんなツーリングにあって、おおまかな方向を決めてくれるのはたいてい「空」だ。僕とW650は一路南を目指すことにした。12月になれば大川嶺へ通じる愛媛県道328号線が美川スキー場より先で通行止めになる。それまでにもう一度ぐらいは大川嶺に行っておきたいという気持ちも働いた。

久万高原町のコンビニで小休止。喫煙所で煙草を吸っていると後からやってきた年配の男性が隣りで煙草に火を点ける。

「すいません。地元の方でしたら、面河渓の紅葉の様子をご存知ですか?」
「そうだね。今年は暖かい日が続いたからまだ間に合うかもしれないね」

聞けば、例年は11月3日の祝日の頃にはもみじが散ってしまうらしく、それは冷たい面河渓の水温によるところが大きいようだ。

男性は、色づく時も散る時も一気に進むと言った後で、「もしかしたら散っているかもしれないけれど」と少し自信なさそうに言葉を継ぎ足した。「水面を流れるもみじもそれはそれで綺麗だと思うので行ってみます」と礼を言い、面河渓を目指すことにした。

国道494号線から愛媛県道12号線へ。「もみじライン」という看板が掲げられている通り、もみじがそこかしこで風に揺れている。色づき方は一様ではないが真っ赤なそれもあり、面河渓への期待は高まる。

振り返れば紅葉シーズンまっただ中の面河渓を訪れたのは初めてだった。その美しい景色を目にとどめようと多くの人が訪れている。「今日は写真で紅葉狩りでもしてみるか」などと思いながら、僕は遊歩道を上流に向かって進む。

しかしなかなか思うように色づいたもみじにめぐり逢えない。ため息混じりにぼんやりしているとカメラを手にした男性から声を掛けられた。

「向こうに行ったら滝がありましたよ」

紅葉に関する情報交換をと思うが、お互いため息が漏れてしまう。やはり紅葉は来週ぐらいが見頃のようだ。

男性に教えてもらった滝は、案内を見ると虎ケ滝とある。まだ色づいていないもみじと、その向こうに見える虎ケ滝が何とか一枚の絵になるような場所を探して面河渓に来た証としよう。

奥に見えるのは虎ケ滝

面河山岳博物館まで引き返し、遊歩道を上流に向かう途中で


きじ肉うどんで心も体もあたたまる 



面河渓を後にして、国民宿舎古岩屋荘へ。見れば駐車場のテントでは「名物 きじ肉うどん」が一杯500円。朝から食べたものといえばおにぎり3個。これから標高1500mの大川嶺に行こうと考えていたこともあり、体を内側から温めておくことにした。

きじ肉からとった出汁が効いている

うどんつゆは甘すぎず辛すぎず。これがトッピングのごぼうときじ肉によく合う。きじ肉はさっぱりとしている。気温が下がると甘いモノを食べたくなるのだが、温かい上に甘い味付けはうれしい。


大川嶺を越える雲と風



面河渓の紅葉が見頃には少し早かったこともあり、大川嶺の紅葉に期待がまったくなかったわけではない。が、1500m付近だということを考えれば、終わっていることは容易に想像できた。

近づくにつれ、見上げた大川嶺方面は雲の中にあることが見て取れる。それまで花を咲かせていたススキは標高が上がるにつれて、すっかり花を散らしてしまっている。最初に姿を現す美川峰では、雲が強い北寄りの風のためにめまぐるしく姿を変えながら越えてゆく。いままで来た中で一番厳しい天候だ。

大川嶺分岐、大川嶺、笠取山へと進むが灰白色の光景が続く。北側に遮るものがない場所では一瞬車体が煽られそうになるのをこらえつつ、笠取山の駐車場(のような場所)まで進み小休止。青い空、太陽、笠取山の山頂などが一瞬見え、すぐに隠される。好天する気配はない。

大川嶺分岐から愛媛県道328号線を下り、ブナ林へ向かう。南側の斜面ということもあるせいか、あれだけ強かった風が嘘のように止む。

路上に散った葉は風によって一カ所に掃き清められていた

大川嶺を訪れた際、好んで写真を撮りに行く場所がある。先日のツーリングでは、雲が手に届きそうな高さを流れていたが、今日はまったく雲の中に入ってしまっている。

風さえなければもう少し耐えられるのだが

遮るものは何もなく、冷たい風が容赦なく吹き付ける中で、寒々とした光景を何とか写真にできないものかと粘ってみる。体の方は、前日に妻が買ってくれたインナーが功を奏して比較的あたたかいのだが、インナーグローブ程度の薄さではカメラを操作したりフィルターやレンズを付け外しする手がおぼつかなくなる。

まだ緑色を残している草も冬を経て白く枯れてしまう

稜線の向こうの辺りの雲の中に居たようだ

天候も紅葉も人間の都合に合わせてはくれない。人間はそれに合わせて、または偶然に巡り合うことで初めて感動を得ることが出来るかもしれない――そんなことを思った久万高原町の紅葉狩だった。

 【メモ】
この日の燃費…29.8km/L(前回分を含む)