2016年8月7日日曜日

ツーリング 雨宿りも楽し 奥出雲

ゼファー乗りの先輩とふたたび島根県へ。今回は奥出雲。


DABUROKU TOURING No.14発刊



奥出雲からの帰路、大雨洪水警報の出た庄原市の山中で雨宿り


春、夏、秋はゼファー乗りの先輩と日程が合えば月1ぐらいのペースでロングツーリング。今回は島根県の奥出雲。おおよそ以下のコースを走ってきました。

移動は高速と自動車専用道路メイン

高速と自動車専用道路メインのツーリング。ソロツーリングでは、ほぼほぼ選択しないであろうコースですが、インカムで会話しながらなので退屈せずに走れます。

ちなみに写真は全部スマホです。いつものOM-Dを持って出発しましたが、暑さもあってめんどくさくなってしまいました。

しまなみ海道へ。動画の準備をしていないため、橋の写真も何もありません。あらま。橋の通行料は安くはないのでしょっちゅう渡るわけにもいかず、だったらなおさら、動画にでも撮っておけばよかったと後で後悔したりして。

本州に渡ってからは、薄い雲と標高のおかげでうだるような暑さはありません。それでもトンネルが心地よい。あちこち寄り道しながら、JR西日本の木次線(島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅を結ぶ)の亀嵩(かめだか)駅へ。


亀嵩駅の手打ちそば・扇屋 島根県仁多郡奥出雲町



「砂の器」で有名な「亀嵩駅」です

松本清張の「砂の器」で有名な「亀嵩駅」。駅舎では手打ちそばを食べることができます。なぜここに来たかというと、映画「砂の器」にえらく感動した先輩はDVDまで持っていて、行ってみたかったということなんです。僕も観たことがありますが、いろいろ考えさせられる映画です。

島根県なので「割子そば」。通常3段ですが4段にしてもらいました

おそばを冷たく食べるときは「ざるそば」が普通なんだと思いますが、島根県は「割子そば」。早食いの僕はざるそばだとすぐになくなってしまうので、すっごく損した気分になります。割子そばだとそんなにすぐになくならない気がします。レトロな駅舎内のお店だけに雰囲気が良く、それも味のうちという気がします。おそばもつゆも、もちろんおいしいです(食レポ下手w)。おみやげにも買いましたよ。

注文前にJAFの会員証を提示すると1段サービス!ということを帰宅後に知りました。残念…。

亀嵩駅の駅舎内

亀嵩駅から下り方面を望む(北西)

汽車で旅行するのもいいなぁ。お金のなかった学生時代、青春18切符の各駅停車で長距離を丸一日かけて帰省したことがあります。深夜のバイトを終えて帰宅して、ほとんど寝ないで始発ぐらいの汽車に乗ったのですが、睡魔に襲われうとうと…。目が覚めたら上ってたはずの汽車が下り方面に!なんていうことがあったっけ。

そろそろ奥出雲おろちループを目指そうかということに。ところが向かう方向の空が非常に怪しい。出発前に確認した天気予報では午後3時前後に中国山地に雨予報。レインウェアはサイドバッグに入れてきましたが、避けられるものなら避けたいなぁ。


奥出雲おろちループ近辺 島根県仁多郡奥出雲町



しまね観光ナビ」によると「奥出雲おろちループ」は以下のように説明されています。

国道314号 坂根・三井野原間(区間4km、標高差167m)を11の橋と3つのトンネルで、二重ループ方式で結ぶ道路。昭和57年(1982)に着工され、平成4年(1992)4月に開通した。総事業費は140億円。ループ方式の道路としては、日本一の規模を誇っている。ループ全体が二重にどくろを巻くヤマタノオロチをイメージして建設されており、名前の由来になっている。
 途中3か所の展望台には、オロチをモチーフにしたモニュメントやオブジェも設置され、神話の国出雲への入り口としてふさわしいもとになっている。また、「人と車の調和のとれた道づくり」をテーマにした、第5回人間道路会議賞の最優秀賞(大賞)も受賞している。
 ゾーン内には道の駅やレストラン、遊歩道、展望台、ロッジ等も整備されている。

バイクなら亀嵩駅から奥出雲おろちループまではビュイ〜んです。空模様がだんだん怪しくなってきます。はやる気持ちをおさえつつ、途中にあった「JR出雲坂根駅」。あまりに急な坂を上るためにスイッチバックする駅で有名らしいです。スイッチバック…えっと、斜面にジグザクに敷かれたレールを列車が進行方向を変えながら登っていく方式です…。間違ってたらごめんなさい。

スイッチバックする場所はどこだろう?

無人駅ですが、整備された駐車場には県外ナンバーの車も。地元の方がお店を出していますし、すぐそばでは「延命水」と呼ばれる湧き水を汲むこともできたりして、観光客も多いようです。

そしていよいよ奥出雲おろちループへ!出雲坂根駅から一部が見えるのですが、びっくりするような見上げる高さにあります。「おお!あそこへ!」

ループが2重だ!目が回るのか!横Gがスゴイのか!ワクワク!(写真がないので文字でドキドキ感を説明…)

はい、極めて安全に登りました。横Gとか目が回ったら危ないもんね。雰囲気としては愛媛県の国道33号線から四国カルストへ向かう国道440号線(柳谷大橋)の雰囲気かな?

上がった所にある「道の駅 奥出雲おろちループ」で一休み。亀嵩駅で食事後、休んでばっかりです。まぁ、のんびり行くのもいいもんです。

そしたらタイミングよくトロッコ列車「奥出雲おろち号」がやってきました

トロッコ列車はここでしばし停止。「左手に見えますのが、奥出雲おろちループでございます」という観光案内をしていたのかな。谷に汽笛を響かせた後、ふたたびゆっくりと動き始めました。


夏のツーリングはレインウェアを忘れずに



そうこうしている間に雨が降り始めました。ここで先輩がレインウェアを持ってきていないことが判明…。

先輩:朝、あれだけ晴れてたら雨は降らんと思うやろう〜
僕:愛媛でも朝の天気予報では午後は雨マークが出てましたよ
先輩:昨日は出てなかったのにな〜

天気予報はそういうもんですw

時間つぶしにお土産を探して道の駅でぶらぶら。で、雨が上がってきたので出発!したのも束の間、ふたたび雨が降り始め、雨脚もどんどん強くなってきました。一気にびしょびしょ。雨宿りする所がないか探しながら進みますが、ここは山の中の国道。コンビニがあるはずもなく…。

JR木次線の線路の下で雨宿り(広島県庄原市の山中)

雷、雨煙。庄原市に大雨洪水警報発令中でした

気象庁HPの「高解像度降水ナウキャスト」で確認すると、庄原市内は大丈夫のようですが中国山地では局地的な雨。しばらく移動できそうにありません。まぁこれも旅の思い出です。30分ぐらいここで雨宿りして、ふたたび移動。そしてふたたび雨。ふたたび雨宿り。

逃げ込んだ極秘施設の壁には謎の数字

なんちゃって。ただのトンネルです。もちろんバイクは車道には停めてません^^;

そんなこんなで雨が上がるのを待ち庄原市内へ。びっくりするほど庄原市内は非常に良いお天気。濡れたジャケットが風にあたってヒンヤリしつつ、太陽に照らされて心地よく感じられます。先輩は寒いらしくお疲れみたい。まだ、僕は若いようです。いぇ〜い。

夏の、しかも山の天気は変わりやすいので、レインウェアなど雨対策は忘れずに。いや、夏でなくても無いに越したことはないよね。時間帯や季節によっては命取りです。

お土産は、食べ物ばっかり

この日の燃費
出発前の給油…26.0km/L
1回目の給油…28.0km/L
2回目の給油…21.7km/L(この数字はなんでだろ?)

2 件のコメント:

  1. こんにちは、しまなみ海道一度通ってみたいです。もちろん料金の安いカブで。
    山の天気と女性の機嫌は変わりやすいので注意がいりますね。
    2回目の低燃費はなぜでしょうね?

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    1. こうたさん、コメントありがとうございます^^
      WでしまなみをETCで渡ると片道1800円はしました。とても気軽には渡れません。レンタルサイクルで渡ったことはありますが、カブでのんびりというのもいいなぁ。
      2回目の数字、謎です。雨の中の走行は燃費が向上するらしいのですが…

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