2016年4月17日日曜日

ツーリング さらば伊予の国 脱藩

なんとなく走っていたら大洲市河辺に辿り着きました。

DABUROKU TOURING No.6発刊


 大洲市河辺の林道角ゼン線。不安を感じつつなんとか走りきりました


大洲市河辺 あまごの里


朝、なんとなく走り出し、久万高原町に。大川嶺もいいけど、ごく薄い雲が空を覆っているのであまり綺麗な写真は撮れそうにないなぁと思い、国道33号線から県道211号線へ入りほうじが峠へ。

そこからどこをどう走ったのかあまり覚えていませんが、大洲市河辺へ通じる道がありました。合併前は河辺村です。見るとコンクリート舗装の道なので、どうだろう?と思いつつも、「村」感を味わいたくなって突っ込んでみることにしました。

あまりよい道ではありませんが、県道55号線に入ったらアスファルトの綺麗な舗装。杉の葉や枝がいっぱい落ちている中の狭い下り道なので、なかなかの恐怖です。

河辺町北平には「あまごの里」があります。ソロツーの時は食事をしない僕ですが、何度か来たことのあるあまごの里なので、久しぶりに立ち寄ってみることにしました。釣り堀もあるし川魚料理のおいしいお店です。宿泊もできるよ。

「さつま」とバター焼き、お味噌汁をいただきました

あまごの里の「さつま」はアマゴの粉をお味噌と出汁でといて熱々ご飯にかけて食べる料理です。アマゴの味が凝縮されています。バター焼きは単にバターで焼いているだけじゃない感じなんですが、身がほろほろしておいしかったです。

食べ終わったら縁台に出てしばし休憩。川のせせらぎの他にはな〜んにも聞こえません。染井吉野より遅く咲く、庭の八重桜が満開。谷を吹き抜ける風が花びらを散らして、なんとも心和む光景でした。

ご主人さんと女将さんと話していたのですが、最近はカップルとか子連れの若い家族といったお客さんが随分と増えたそうです。釣り道具なしで訪れて、釣り堀で釣ったアマゴを料理してもらって食べるというお手軽さと、自然を堪能するという感じがいいのかもね。釣らなくても料理は食べれますよ。


坂本龍馬脱藩の道を辿ってみる


あまごの里のそばには、坂本龍馬脱藩の道の案内があります。ご主人さんに聞くと、道路自体はぐるっと回って北平の別の所に戻ってくるとのことです。行ったことがなかったので、脱藩気分を味わってみることにしました。

舗装路と獣道のような脱藩の道が合流したり離れたり。途中から林道角ゼン線に入りますがほとんどがダート。よく土が固まったダートを走るのは問題ありませんが、雨で削られたり、落ちた杉の葉や枝が道一面に敷き詰められていたり、落石がかなりあったりで恐怖。榎ヶ峠を境に脱藩の道は西予市の山中に伸びているようです。脱藩の道と分かれて、角ゼン線を北平に向かって下ります。

伊予の国から脱藩はできませんでした。はは。


「こんな所でパンクしたらどうしよう」とずっと考えていた…

転倒せずに走り切ることができましたが、転倒もさることながらパンクの恐怖がハンパなかったです。Holtsのパンク修理キットを積んではいますが、その使用方法を考えると、こういう道で使用に耐え得るのか不安で不安で…。

この他にもこの日は、そうとう妙な道を走り倒しました。と書くと、狙い定めて走ったように聞こえすが、ただ単に迷っただけです…。でも、河辺から山中を越えていろんな所に行ける道があるようです。多分その度にW650が汚れることになりそうですが、嬉しい発見です。


大洲市肱川 丸山公園


大洲市肱川(合併前は肱川町)の丸山公園のシャクナゲが見頃となり、しゃくなげまつりをしていました。公園の木々が新緑に染まり、なかなか綺麗です。なぜかシャクナゲを1枚も撮らずに、八重桜をパシャリ。

もうちょっと寄りたいけどこれが精一杯

交通量がほとんどない山中を走っている時にふと思うことは、南海地震が来て、道路崩落や落石で帰宅不能になったら、いやいや怪我でもしたらどうしよう…ということです。この日は休憩中に携帯へ「緊急地震速報」が流れました。九州では大変な事態になっています。僕にできることはそう多くありませんが、せめて募金をと思います。

2 件のコメント:

  1. こんばんは、「伊予の国から脱藩はできませんでした。」とのことですがバイクでツーリングに出ることで日常からちょっとだけ脱藩されていると思います。
    前の記事になりますが、ナビは便利ですが日常の延長のツールであり、脱藩のツールとしてはやはりツーリングマップルが最適ですね。

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    1. こうたさん、コメントありがとうございます^^
      いや〜しまった!コメントを読んで思ったのですが、タイトルを「日常からの脱藩」にすればよかったなぁと…。
      ツーリングマップルは縮尺のせいもあって、スマホの地図アプリのように細かすぎることはわかりません。それが逆に「どうなっているんだろう」という好奇心を誘います。脱藩のツールという表現も、気に入りましたw

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