2016年5月23日月曜日

ツーリング 伊予の細道

寄り道しながら、ちょっと変わった道を走って四国カルスト・大野ヶ原をめざしました。

DABUROKU TOURING No.9発刊



大洲市河辺町から西予市野村町へと抜ける道は一部ダート
この先、愛媛県道36号線へ入れば大野ヶ原はもうすぐ



日本の棚田100選 泉谷棚田



最終目的地を「四国カルスト」に定め、とりあえずブラブラ。喜多郡内子町の立石という地区に入ると、地元自治会の方が作った看板がありました。よく見ると、下の方に「絶景ポイント」と書いてあります。これは行かねば!

なぬ!「絶景ポイント」!

喜び勇んでW650出発!高い所にある地区なので眺めは良いのですが、「絶景ポイント」と看板があるわけでもなく…。地元の方がいらしたのでお聞きしたら、「そう書いてあるんだけどどこだろうね?」と申し訳無さそうなご返事。お気になさらず〜〜〜。「とりあえずあっちに行ってみます」と出発。結局「絶景ポイント」らしき所には辿りつけませんでしたが、一風変わった景色に出会いました。

これ、松の苗木かなぁ?すんごい密植。こんなん初めて見ました

その後は、四国カルスト方面に近づいているんだか、遠ざかっているんだか、というような感じでぶらぶら。そしたら「泉谷棚田」(喜多郡内子町)の案内を発見。あちこちで田植えをしている水田のヨコを通り過ぎてきたので、「棚田もいい感じの景色になっているかも!」と期待しながら目指しました。

おおお〜。先人の開墾の苦労、現代の人々の継承の苦労のたまものです

詳しい説明はこちらに譲りますね

この日は、棚田のオーナーさん達が田植えに来ていて、報道関係のカメラも入っていました。いや〜、朝日や夕日に染まる棚田も見てみたいなぁ。

後から観光でやって来たご家族が、狭い農道で車を上手く転回できない様子。僕のW650を移動すれば簡単にできそうです。

 僕 :バイク、動かしましょうか?
娘さん:ありがとうございますw(運転手のお母さんに)バイクのお兄さんが動かしてくれるってw
 僕 :(あ、世間的にはおじさんの部類です^^;)これでできるかなぁ。
(無事、転回終了)
娘さん:カッコいいバイクですねw
 僕 :あざ〜〜〜〜っす!



岳山山頂はあきらめる



西予市野村町の岳山(だけやま)は標高608m。嶽山とも表記するようで、尾根に沿う林道・肱川野村線に山頂へのルートがあります。山頂からは西日本最高峰の石鎚山を見ることもできるそうで、登山口には石鎚神社があります。

「霊峰」です。神社の鳥居から山頂へは鎖の絵が…

うわ!ほんとにある!今日はそこまで「山」を求めていないのでパ、パス…。

付近の休憩所からでも、やまなみを見渡せます。写真をつなげたよ


大洲市河辺町から大野ヶ原へ



松山から四国カルスト・大野ヶ原へ行く道はいろいろあります。ですが、今回は表紙でも使用した写真の道です。ちょっとしたアドベンチャ―気分です。

岳山に沿う林道から河辺町の植松地区に下り、県道55号線へ。東進したら三嶋地区で県道56号線へ一度入りますが、この道は西予市方面へ未開通区間を残しています。途中の集落で案内に従って大野ヶ原方面に左折(いまは案内横の木の葉が茂っているので見落とすかもしれません)。しばらく進むと岩を切り通したような三叉路があり右折するのですが(下地図中の「Unnamed Rd」)、案内がなくなっているのでご注意ください。

Google Mapでは、県道56号から左折した道と「Unnamed Rd」がつながってません
県道36号線へ出れば、ワインディングを楽しみながら大野ヶ原へ

1日に何台通過するんだろう?

この道のこの場所は、先日河辺町をツーリングした際に、一度訪れたことがありました。河辺町内から「大野ヶ原」の案内に従って道を進んだものの、途中で案内がなくなっていて、たぶんこっちだろうと進んでいると舗装路がダートに。??と。この先が結構な下り坂で幅も狭いので道を間違っていたらUターンも大変だしなぁということで引き返した記憶があります。引き返したら、農作業をしていた地元の方がいらしてお尋ねしたところ、「間違ってないよ」と。

スマホのナビとか地図アプリで確認しながら行けば迷う心配はなかったのですが…。今回はその「間違っていない」道を踏破(大げさw)するのが一番の目的だった、というわけです。

ここに来るまで日差しが強かったのですが、写真を撮り始めたら雲が次から次へと太陽を覆います。なんともぱっとしない色です。雲の切れ間を待っていると、あ、アナグマ!最終的には諦め、補正しちゃいました。

夕方までに帰宅する必要があったのですが、ここに来るまでに寄り道をしすぎました。なので大野ヶ原に着いてもゆっくりできません。まして大野ヶ原から姫鶴平へと行く時間的余裕はゼロ!それでもなんか写真を撮らねば、ということで…。

全然、大野ヶ原っぽくないw

広い道は長距離移動に便利ですが、県道やその周辺の道には、ふと足を止めてみたくなる魅力があるような気がします。

この間の燃費は25.9km/Lでした。

4 件のコメント:

  1. こんばんは、伊予の細道、奥深そうですがこういう道で魅力的な景色と出会うのでしょうね。
    表紙で霞んだ山を撮影されていますが、僕は霞んだ山を撮るのは難しいです。rideさんはとても綺麗に撮られていますが、なにかコツがあるのでしょうか?

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    1. こうたさん、コメントありがとうございます^^
      表紙の写真、最終的には補正のたまものなんです^^;
      あの写真を撮った時は空気が霞んでいて、しかも曇天。色鮮やかな写真を撮るにはいかんともしがたい状態でした。
      C-PLフィルターという光の乱反射を抑えるフィルターをレンズに付けることで、雲の陰影、山や草木がいくらかはっきり見えるようになります(魚釣りの時に水面下を見るためにつける偏光サングラスと同じ役割です)。
      露出補正では、明るくしようとして+補正すると雲が飛んでしまうし、-補正にすると「暗雲立ち込めるツーリング」みたいな感じになるので、悩みどころでした。
      それでも「なんだかな〜」という写真だったので帰宅後は補正作業です。普通、デジカメで写真を撮ると記録形式はJPEGになると思うんですが、RAWという光のデータを記録する型式で撮影しています。RAWですと現像ソフト(だいたいカメラメーカーが無償で配布しています。僕はOLYMPUSのOLYMPUS Viewer3です)でいろいろなことがやりやすい面もあり、その機能の一つアートフィルターのポップアートを使用しました。彩度が上がりすぎるのはどうかと思ったのですが^^。
      RAWで撮ると、現像する楽しみみたいなことも味わえます。といえばかっこいいかもしれませんが、写真の腕がないので、それに頼ってま〜すw

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  2. 初めまして。
    私も松山に住んでおりW650に乗っております。
    しかもすごい偶然でこの日ちょうどこの泉谷棚田にW6で行ってきました。
    気分次第のツーリングで行きたい方に走るもので、何号機を走ったかとかはいつも全く気に留めないのですが、大洲から山に入り林道やら農村、山村をぐるぐるとしものすごい回り道の挙句内子に下りてきました。
    そして棚田に向かいました。
    大洲から内子への果てしない遠回りの道中、田処小学校という小学校の前を通ったのですが、のんびりとした山村の雰囲気がとても気持ち良かったです。
    いつかどこかですれ違える日を楽しみにしております。

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    1. ゆーまさん、初コメントどうもありがとうございます^^
      松山でW650乗りとお聞きしテンションMAXですw
      あっら〜、泉谷棚田にいらしていたんですね。僕はちょうどお昼ご飯時だったと思います。先日のツーリングでは、田処小学校の前を通り、その後、秋葉山に登ったりもしたので、おおおお〜という感じですw
      ひたすら遠くをめざすツーリングも楽しいのですが、松山から山間地をゆっくりめぐるツーリングも楽しいなぁと思う今日この頃です。
      どこかでお会い出来る日、すれ違える日を楽しみにしていますw
      今後ともよろしくお願いいたします^^

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