ある日の夕食の時の会話。
こども:おとうさんってあきっぽいよね。いままで何が一番続いたん?
僕 :う〜ん…(しばし考える)。お母さんとの結婚生活かなぁ。
妻 :やった〜。
なんだこりゃ。
いろんなことに手を出しては、そこそこで終わったことは結構あります。あ、女性関係ではありません、念のため。嫁、一筋です。
カメラもその一つ。「撮る」意識で一眼レフを持ったのは会社勤めをしていた頃に業務上のことで、家では家族写真とかそんな程度で終わってました。
ツーリングに行けばスマホやデジカメで一応写真は撮っても、ほぼ「ついで」。
んで、ちょっと前に、じいちゃんの形見のRICOH JET(1960年発売)があることを思い出し、暇にまかせてくすんだボティーを磨いたり…。何を使って磨いたかというと、はい、持っててよかったワコーズのメタルコンパウンドです。
レトロ感満載ですが、中古市場では数千円とやっすいです。しかし、じいちゃんの形見だけに、そこはプライスレス!
マニュアルなので、ケースに天気の状態や室内での撮影に応じて、絞りはなんぼ、シャッタースピードはなんぼってメモがあります。じいちゃんの写真はいつもぼんやりしていました
フィルムの巻き上げは底面のトリガーをぐいっとね
ピント合わせはレンズの根本にあるレバーで
その上の楕円の窓が絞り
その上がシャッタースピードの目盛りだね
ファインダーを覗いた時、ピントが合っていないと中心部分の像が二重になります。で、レバーを回転させて像を重ねて合焦させます。レバーは適度に重たいので、合わせやすいと思います。
ファインダーの情報量は画とピントだけ。何でも表示されるデジカメとはわけが違いますが、手で動かしてる感がたまらんです。
あとシャッター音がいい感じです。
それにしても、実家にあったRICOH JETが、なんで僕の手元にあるんだろう?持ってきたのは間違いないにしても、いつ持ってきたのかちっとも覚えていません。
うん、これはじいちゃんのお告げかもしれないです。
あ、いや、さすがにRICOH JETを扱う勇気はないのでデジカメで…。
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