ようやく正月休みが取れた3日、2017年最初のツーリングに出発!こどもに言われて、ここ数回まじめに文章を書いたけど、時間がかかってしょうがないので、だらりと書く方向に戻します^^;
DABUROKU TOURING No.20発刊
伊予市双海町の牛ノ峯地蔵尊にて。眼下には伊予灘
牛ノ峯から伊予灘を望む
正月休みの混雑は避けたいものの、大好きな大川嶺への県道は通行止め。となればひとまず南へ。このまま国道56号線を走ったものか、海岸線沿いの国道378号線(夕やけこやけライン)を走ったものか…。途中、伊予市のコンビニで朝食休憩。
煙草を吸っていると、おじさんがやって来た。地元の人なら何かしらいい所を知ってるかもしれない。
「双海に行くならここがおすすめだよっていう所、ないでしょうか?」
「だったら牛ノ峯はいいですよ。眺めがいいから。あそこからパラグライダーが飛ぶんですよ」
「道の駅ふたみ」に立ち寄った際、パラグライダーが眼前の砂浜に着地する光景を何度か見たことがありましたが、どこから飛び立つのかを気にしたことがなかったのはうっかり八兵衛。最初の目的地は牛ノ峯に決定!
「道の駅ふたみ」付近で左折。線路を越え「ふたみ潮風ふれあい公園」を抜けて、案内を頼りにどんどん登ります。人の匂いがする辺りは路面の状態が良いのですが、最後のみかん畑を過ぎると杉の葉が道路一面を埋め尽くしていたりでなかなか緊張。
これはまだいい方
途中バイクを停めて辺りに耳を澄ますと、風で揺れる杉の木が擦れる音や、彼方から動物の鳴き声が聞こえてきたり。イノシシが現れたらどうしようかと考えたり。で、がんばって登る。
到着。ここはパラグライダーの発射場
中央に見える港は上灘漁港、右手の方には伊予市や松山市も
牛ノ峯地蔵尊がこの写真の左手にあり、牛ノ峯(標高895m)自体はここからちょっと東にあります。新年早々、バイクが汚れましたがまぁいいや。こういう軟弱地盤にバイクを停めるためにスタンドホルダーがあってよかったとつくづく思います。
途中、「ふたみ潮風ふれあい公園」に居らした地元の方に、牛ノ峯から喜多郡内子町に行く道を教えてもらっていました。上の写真の右方向に進むと行けるっちゃぁ行けるらしいのですが、道がかなり悪いらしい。試しに徒歩で進んでみるとぬかるみがすごい。
ダメだった場合は、引き返してうんちゃらかんちゃらと教えてもらっていたので、そのうんちゃらかんちゃらの雰囲気を思い出しながら内子町を目指します。記憶が曖昧ですが、雰囲気的には、「牛ノ峯地蔵尊うんkm」の案内がある三叉路まで戻り左折(右折すると来た道)し、左側は山、右側は伊予灘という感じで山肌を縫うアスファルトの道を「この道で行けるんだろうか?」と不安になりながら進みました。
で、過疎林道牛の峰線へ左折
左に上がれば、さっきまでいた牛ノ峯に戻れるのかな?内子町は直進
見通しの悪いくねくねした1車線の道に広葉樹や松の落葉がかなりあって、快適に走れる区間がほぼほぼありません。で、がんばって内子町石畳に到着。
水と農村の景観と 喜多郡内子町
内子町石畳の棚田は有名ですが、今は農閑期。早朝、霜が降りた稲の切り株なら絵になりそうだけど時間帯も合わないので、どうしようかなぁと。
そういえばお腹が空いてきたのですが、石畳でおそばを食べられるお店が開いてない。そりゃ正月3日だもんね。石畳集落の中心地まで下がりましたが、雑貨屋さんも閉まってる。そりゃ正月3日だもんね。仕方なく県道246号線を下って内子町内のコンビニへ。
このまま国道56号線を走って松山に帰るのもつまらないので、再び県道246号線を引き返し、鳥越峠を越えて大洲市長浜町の長浜大橋(赤橋)と夕日でも見に行こうかなということに。そしたら、県道沿いの麓川には大小の堰がいくつもあることを知りました。しかも中には見慣れない堰もあったりして。
正体下堰(しょうたいしもぜき)
上の写真、段々になっているのですが、下から二段目などは輪の形に堰を組んでいて、魚道になっています。
別の堰ですが、こっちの方が魚道がわかりやすいかな。こんなん初めて見ました
あと、屋根付橋は内子町に限らず南予にはあちこちにあります
暮れゆく赤橋 大洲市長浜町
県道243号➝県道226号➝県道54号へと進み、伊予市双海町下灘へ。国道378号線・夕やけこやけラインは夕日に染まっています。大洲市長浜町の「肱川あらし展望台」から、赤橋と夕日を撮ろうと思って上ってみましたが、冬至を過ぎたばかりなので、太陽がかなり南より。日没は海ではなく山の向こうになりそう。カップルのおじゃまをしてもねぇ。で、赤橋の近くまで行ってみることにしました。
「いや〜、写真って難しいわ〜」と独り言を言いながら撮ってるうちに日はどんどん暮れていき…。
シャープな月が撮りたかったなぁ
新長浜大橋は長浜大橋よりも河口側に
そんなこんなで新年最初のツーリングの日が暮れて行きましたとさ。