愛媛県の西予市にある甲が森(かぶとがもり)、三滝山(みたきやま)、雨包山(あまつつみやま)。
山頂もしくは山頂付近まで道があるみたいなので、見晴らしがよかったらいいなぁと期待しつつ行ってみることにしました。
甲が森は標高451.3m。行ってみると眺望はなく、テレビ局のアンテナや国土交通省の施設、KDDIの電波塔とか、そんなのが所狭しと立っていました。
周囲には木が林立し、眺望はありません。残念…。
空中線電力ビーム!
昔は紀貫之の子孫の城があったそうな
がっかりしつつ気を取り直し、三滝渓谷と三滝山をめざすことにしました。
三滝渓谷の駐車場からは渓谷に沿って遊歩道があるので、じっくり歩きました。鮮やかな紅葉はもうちょっと先かなぁ。
傷一つない葉っぱってなかなかないもんです
三滝神社から先は徒歩です。三滝山(標高642m)の山頂までは500mだとか。神社の奥の薄暗い砂利道を一人で歩く…。なかなか日常では味わえない空気感です。
ですが、こちらの頂上も眺望はありませんでした。
でっかいマツで終点という感じ
山頂のちょっと手前に平らな場所があり、そこには三滝城跡の案内がありました。
高いところには「城」なんですね
う〜ん、こうなったら雨包山(標高1111m)に期待するしかない!ってことで移動。県道267号線から林道(コンクリートの舗装路と砂利道)に入ったら、落ち葉とか落石とか、緊張感のある道でした。
展望台から開けた景色がみえたので、雨包山の山頂からの景色に期待!展望台から山頂までは徒歩で200mです。
展望台から見た南南西(左橋)〜北西(右端)の景色。写真4枚をつなげたよ
はい、ここも眺望は無しでした…
甲が森、三滝山、雨包山…。低山は人が意識的に手を入れないと(手を入れることがいいかどうかの議論は別にして)、眺望がきかないんだなぁということを実感しました。
ちょっと残念な結果だったけど、一度は行ってみたいと思っていたのでよかったです。
まだ時間があるので、大川嶺の夕日に間に合うかも、ということで移動開始!
標高が高くなるにつれ、冷たい空気がどこからかジャケットの内側に侵入してきて寒い。もう1枚余分に持ってくればよかったかなぁと。
グリップヒーターがなければ、挫折していたかもしれません。とはいえ、グリップヒーターに当っている面は温かいのですが、風を受ける側がなんとも…。冬の間だけだと割りきって、ナックルガードをつけるべきかどうか悩むところです。
W650を止めて大川嶺に向かう笹原を小走りに登るのですが、いかんせん夕日の沈むスピードが速いです。頂上に着き、三脚やらなんやら準備をしていると…ああああ…。しかも風が冷たくて「手が〜、手が〜」(とムスカ大佐みたいにつぶやく)。
「ひゃ〜〜〜太陽の下がかかってしまった〜〜」と焦りまくったり
ススキの穂が暖かそうに見えたり
「暗くなる〜急げ〜」って独り言を言いながら撮ったり
「次回はもうちょっと余裕を持って来よう」と思ったり
もうちょっと大川嶺にいて、空のグラデーションの変化を見てみたかったのですが、ちょっと寒さに耐える自信がありませんでした。
とにかく太陽の動きが速いのにつられて、焦らないようにしないといけないですね。いや〜馴れんわ〜。
帰ろうとしたらシートに結露。こういう場所で夕日を撮るならレンズに結露防止のヒーターを付けるとかそういう対策をしないといけないんですね。
あと、持ってくるのを忘れましたがヘッドランプとか、とっぷり日が暮れた後の照明があれば何かと心強いなと思いました。
楽しかった〜〜〜。
この間の燃費は26.9km/Lでした。