DABUROKU TOURING №23発刊
県道4号線は愛媛県宇和島市津島町〜高知県宿毛市を結びます
じゃこ天はバランスが第一です
いつもと違う道を走るには、いつもとは違う所に行かないとね。ということで前回に続き高知県を目指すことに。目的の道は愛媛県宇和島市津島町(合併前は北宇和郡津島町)と高知県宿毛市をつなぐ県道4号線です。
まず、自宅から津島町へ行くまでに時間が…。高速道路は片側1車線なのでビュンビュン飛ばす車に煽られるとしんどいから、国道56号線で。時間かかる〜。
道の駅津島やすらぎの里で休憩。夜にここで休憩したこともありますが、温泉も併設されているので車中泊の車もけっこうある。露天風呂もあるし、広くて綺麗な温泉だから、車中泊にはもってこいの道の駅かもしれません。
あ、じゃこ天売ってる。昨晩食べたじゃこ天は、じゃこの割合がいまいちだし、うすっぺらいし、じゃこ感がなくて残念な感じ。ここのお店のはどうだろう?
島原かまぼこのじゃこ天だよ
じゃことつなぎの割合、塩加減、ふっくら感、じゃこじゃこしい感じが僕にぴったりです。ほかにもいろいろ売っています。美味しかったので今度は違うのを買ってみようかな。
これは鯵天。じゃこ天より白っぽい
じゃこ天よりもぷりぷりした感じといえばいいかな?つまり鯵の身の持ち味が上手に引き出せてる感じがします。小腹を満たしたところで、さぁ県道4号線へ向けて出発!
高知県宿毛市へ往復の旅
国道56号線から県道4号線へ。川沿い、農村地帯を抜ける道で、ツーリングマップルでもおすすめコース。高知県の笹平あたりでは1車線で見通しの悪いくねくね道、岩肌からしみだした水が道路に広がっていたりしていますが、基本片側1車線の整備された道です。
しばらく行くと愛媛県側に山財ダムの案内。どんなとこだろう?すぐ近くにあるので県道4号線を離れて、目指してみることに。
この場所に上がる道が少し怖い
ダム湖の奥を目指したら、雉や狸、たぶんアオダイショウに出会いました。蛇の尻尾側を通ろうとするのに、なんであいつら引き返そうとするんですかね?頭を踏むかと思って焦りました。
ダムの奥に集落があるのですが、向こうから軽トラのおんちゃんが慣れた道なんでしょうね、ブラインドコーナーの向こうから結構なスピードで不意に現れたので、それにも焦りましたが…。こういう見通しの悪い道ではマフラーをワイバンにでも交換して、排気音でこちらの存在を知らせるのも必要かなぁなんて、妻を説得する理由を考えたりしてしまいます。
僕:おんちゃん、たこ焼き8個の1つちょうだい(300円)
おんちゃん:ごめん、いま焼き始めたとこなんよ。あと8分待ってくれる?おいしいの焼いたげるけん
僕:かまんよ。そこで待ちおるけん
タコの足の本数も8、待ち時間も8
急ぐ道でもないし、周囲のやまなみを見ながらぼ〜っとしていたら、「できたよ〜」の声。聞けば、篠山に行く人や、近くの牧場の芝桜を見に行く人が立ち寄るらしい。ちゃんと商売が成り立つんだね。
おんちゃん:今日はバイクでどこまで行くん?
僕:宿毛まで行こうかと思うんよ
おんちゃん:わたしもね、若い頃は750に乗って四国をまわったこともあるんよ。あの頃は今と違って道が悪くて、よう転んだわ。大怪我せんかったけん、たこ焼き焼いとるんよ。食べ終わったら、パックを持っといで。
僕:ありがとう(付近にゴミ箱がないので助かる〜)
移動販売のたこ焼きはいまいちのイメージがあるんだけど、おんちゃんのは中がトロっとしてて美味かった
県道4号線を走っていると篠山に登れる道がありました。以前、愛南町の国道56号線側から登ったことがあるのですが、こっちはどんな道だろう?ということで登ってみました。すると「やけ滝」の案内。バイクを止めて見に行くと…。
一番奥の滝壺まで行くと水しぶきと落水による風が心地よい
日が高くなり、気温も上っていたので、ひんやり良い心地です。サワガニがいたので、写真を撮ろうとしましたが見えない所へ逃げられてしまいました。
愛南町側から登るより距離も短く、すぐに篠山トンネル〜自然学習館へ。ここから登山口のある第一駐車場まではもうちょっと走りますが、今日は自然学習館まで。
今思えば、なんか不思議な角度です…
前回来た時、自然学習館そばの白滝には水がなかったのですが、今回は水がちゃんと落ちていました。落差は約50m。
白滝は篠山の7合目付近にあります
篠山は標高1064m。7合目付近の滝だけに、水量が不安定なのかな?
この後も坂本ダムとか笹平キャンプ場とか、いろいろ気になる場所があったのですが、ひとまず宿毛へ。宿毛まで来たら足摺岬まで足を伸ばしたくなるのが人情です。でも、ゼファーの先輩が行きたがっていたので、抜け駆けはやめておこう。ツーリングマップルで面白そうな場所を探していたら大島という島の向こうにある「咸陽島」は、干潮時には歩いて渡れるとか。渡れるかなぁ?どうかなぁ?
向こうに見える島が咸陽島ですが、おしい!微妙に途切れてた
大島へは橋で渡ります。ここへ到着した時、いい感じでつながってると思ったら、若干途切れていて、釣り人のおじさんも引き上げる時間になっていました。後で調べたら、「宿毛のだるま夕日」のポイントとしても知られているそうです。
そろそろ引き返すかなぁ。
夕暮れ時の出井甌穴
海に沈む夕日を見ながら帰るには、遠回りですが愛南町経由の国道56号線という選択になります。でも往路で、写真にしたら面白いだろうなと思いつつ、夕暮れ時の方がもっと面白くなるんじゃないかと思った場所があったので、再び県道4号線へ。
県道4号線はずっと川沿いの道です。往路、宿毛の開けた地域までは川が対向車線の向こう側なのでよく見えなかったのですが、復路ではすぐ左手に川が見えます。だから気付かなかったものに気付いたり。
人工物と自然の調和を見て取れる気がします
県道4号線を選んだ目的の場所に到着。高知県と愛媛県の県境にある出井甌穴(いでいおうけつ)です。どうですかね〜。思った以上に太陽が北側に沈んでる?!。できれば、川の上流方面のど真ん中に沈んでくれればよかったんだけどな〜。
しょうがないので色温度を調整しました…
甌穴は、急流で水が渦を巻き、その渦が大小の礫(れき)や砂とともに一定の場所で旋回することで岩を削ってできます。出井甌穴では、長さ20m、幅40mの岩床に200余りの甌穴が集まっているらしく、全国的にも珍しいんだとか。水量が少なかったら、また違う感じなのかもしれないね。
で、このあとひたすら自宅を目指して国道を走るわけですが、この時期は日中は暑いぐらいなのに、朝晩は冷えるのでいろいろ重ねたり、暗い国道で車間距離を詰めてくる車とかなんやらかんやらで疲れましたわ。高知で一泊ぐらいしないと移動時間が長すぎる…。
この日の燃費
・1回目の給油は前回ツーリングの復路分…27.4km/L
・2回目の給油は今回ツーリングの往路分…28.0km/L
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