キャンプ

2016年5月25日水曜日

C-PLフィルターに出会ってから写真が面白いと思うようになりました

カメラ片手にツーリングに出かけ、「あ、いい風景だなぁ」と思ってシャッターを切って、帰宅してがっかり…てなことを繰り返しました。ある日C-PLフィルターの存在を知り、一度使ってみたら手放せなくなりました。


C-PLフィルター(サーキュラーPLフィルター)



ハクバ写真産業のC-PLフィルター。お値段も手頃です

使い方は、レンズに取り付けて、このC-PLフィルターの場合ですと「HAKUBA CIRCULAR PL」と書いてあるリングをクルクル回し、偏光(PL)させます。

ハクバ写真産業のサイトでは、その効果を以下のように紹介しています。

ガラスや水面の反射光を抑えたり、色本来の鮮やかさを際立たせるフィルター。
空が青く見えるのは、空気中の水蒸気やちりで光が反射、散乱し、波長の短い青光が届くからです。撮影の際にPLフィルターを使用することで余計な反射光を取り除き、空の青みを濃くしたり、建物などの被写体から余計な反射光を取り除くことで、色彩コントラストが際立つなどの効果を得ることができます。
PLフィルターを使用すると、水面やガラスに反射している余計な光をカットできるので、水面の反射光が軽減され、水中の魚やプールで遊んでいる子供の様子を撮影できたり、ショーウィンドーの余計な映り込みを避けて撮影することが可能です。不要な反射光を除去し、鮮やかなカラーを写す円偏光フィルター。 
PLフィルターはレンズに装着したとき、前枠部分が回転するので、ファインダーを覗きながら前枠を回転させ、PL(偏光)効果を調節し、じゃまな反射光が消える角度で回転を止めます。反射光に対して、30°~40°の角度で撮ると、最も効果的です。 

「C-PLフィルター」と同じような名前の「PLフィルター」がありますが、デジタルカメラでは「C-PLフィルター」を使用しないといけないそうです。



実際どうなん?



実際どうなん?ということで、先日喜多郡内子町の泉谷棚田に行った時、C-PLフィルターを効かせた場合と効かせない場合で撮り比べてみました。本当は「使用」「未使用」の比較の方がいいと思ったんですけどね。RAWで撮影し、「補正無し」でJPEGに書き出したものです。

効かせていない場合。水面に空が映っています
しかも見た時の感動がいっちょも感じられない色です…

一番効かせた場合。棚田の反射が概ねとれました
色も全然違うのでビックリ!です

本当は鏡面のような棚田に空を写しこみつつ、綺麗な緑を撮りたかったのですが、どうも上手くいきませんでした。

朝日や夕日など、棚田に反射する空の色を写し込もうとすればC-PLフィルターを効かせない、付けない方がいいのかなぁと思ったりします。なかなかそういう状況に巡り会えないので試したことはありませんが…。いつでもかつでも使えばいいということではなく、意図に合わせて使うことが大事な気がします。

あと、雲を写真の中に収めるときなども力を発揮します。フィルター未使用では雲がのっぺりとしますが、使用すると光の乱反射が取れる分、微妙な陰影を写し込むことができます。


青空撮影時の「片きき」問題



青空の撮影では太陽の位置によって、しばしば「片きき」が発生します。例えば下の写真。

左側が薄く右側の空が濃い「片きき」状態

向かって左側では太陽が上っているのですが、そちらに対しては効いていません。一方右側は効いています。芝生とその向こうの樹木、山の色をきちんと出しつつ空もなんとか綺麗にできないかとリングを回していい感じの所を探ったのですが、これが限界だったような気がします。こういう写真はPhotoshopなどで補正したらいいみたいです。

 あと、逆光の状態ではそもそも効きません。

C-PLフィルターには寿命があるそうです。ハクバ写真産業のサイトでそのような情報を探し当てられないのですが、ケンコー・トキナーのC-PLフルターは7〜8年の寿命だそうで、見た目では偏光膜が劣化により黄ばむそうです。

レンズのフィルター径はもちろん、どこそこのレンズに対応みたいなのもあるようなので、お間違えないようご注意下さい。

はいはい、また週末、晴れるといいなぁ。

2016年5月23日月曜日

ツーリング 伊予の細道

寄り道しながら、ちょっと変わった道を走って四国カルスト・大野ヶ原をめざしました。

DABUROKU TOURING No.9発刊



大洲市河辺町から西予市野村町へと抜ける道は一部ダート
この先、愛媛県道36号線へ入れば大野ヶ原はもうすぐ



日本の棚田100選 泉谷棚田



最終目的地を「四国カルスト」に定め、とりあえずブラブラ。喜多郡内子町の立石という地区に入ると、地元自治会の方が作った看板がありました。よく見ると、下の方に「絶景ポイント」と書いてあります。これは行かねば!

なぬ!「絶景ポイント」!

喜び勇んでW650出発!高い所にある地区なので眺めは良いのですが、「絶景ポイント」と看板があるわけでもなく…。地元の方がいらしたのでお聞きしたら、「そう書いてあるんだけどどこだろうね?」と申し訳無さそうなご返事。お気になさらず〜〜〜。「とりあえずあっちに行ってみます」と出発。結局「絶景ポイント」らしき所には辿りつけませんでしたが、一風変わった景色に出会いました。

これ、松の苗木かなぁ?すんごい密植。こんなん初めて見ました

その後は、四国カルスト方面に近づいているんだか、遠ざかっているんだか、というような感じでぶらぶら。そしたら「泉谷棚田」(喜多郡内子町)の案内を発見。あちこちで田植えをしている水田のヨコを通り過ぎてきたので、「棚田もいい感じの景色になっているかも!」と期待しながら目指しました。

おおお〜。先人の開墾の苦労、現代の人々の継承の苦労のたまものです

詳しい説明はこちらに譲りますね

この日は、棚田のオーナーさん達が田植えに来ていて、報道関係のカメラも入っていました。いや〜、朝日や夕日に染まる棚田も見てみたいなぁ。

後から観光でやって来たご家族が、狭い農道で車を上手く転回できない様子。僕のW650を移動すれば簡単にできそうです。

 僕 :バイク、動かしましょうか?
娘さん:ありがとうございますw(運転手のお母さんに)バイクのお兄さんが動かしてくれるってw
 僕 :(あ、世間的にはおじさんの部類です^^;)これでできるかなぁ。
(無事、転回終了)
娘さん:カッコいいバイクですねw
 僕 :あざ〜〜〜〜っす!



岳山山頂はあきらめる



西予市野村町の岳山(だけやま)は標高608m。嶽山とも表記するようで、尾根に沿う林道・肱川野村線に山頂へのルートがあります。山頂からは西日本最高峰の石鎚山を見ることもできるそうで、登山口には石鎚神社があります。

「霊峰」です。神社の鳥居から山頂へは鎖の絵が…

うわ!ほんとにある!今日はそこまで「山」を求めていないのでパ、パス…。

付近の休憩所からでも、やまなみを見渡せます。写真をつなげたよ


大洲市河辺町から大野ヶ原へ



松山から四国カルスト・大野ヶ原へ行く道はいろいろあります。ですが、今回は表紙でも使用した写真の道です。ちょっとしたアドベンチャ―気分です。

岳山に沿う林道から河辺町の植松地区に下り、県道55号線へ。東進したら三嶋地区で県道56号線へ一度入りますが、この道は西予市方面へ未開通区間を残しています。途中の集落で案内に従って大野ヶ原方面に左折(いまは案内横の木の葉が茂っているので見落とすかもしれません)。しばらく進むと岩を切り通したような三叉路があり右折するのですが(下地図中の「Unnamed Rd」)、案内がなくなっているのでご注意ください。

Google Mapでは、県道56号から左折した道と「Unnamed Rd」がつながってません
県道36号線へ出れば、ワインディングを楽しみながら大野ヶ原へ

1日に何台通過するんだろう?

この道のこの場所は、先日河辺町をツーリングした際に、一度訪れたことがありました。河辺町内から「大野ヶ原」の案内に従って道を進んだものの、途中で案内がなくなっていて、たぶんこっちだろうと進んでいると舗装路がダートに。??と。この先が結構な下り坂で幅も狭いので道を間違っていたらUターンも大変だしなぁということで引き返した記憶があります。引き返したら、農作業をしていた地元の方がいらしてお尋ねしたところ、「間違ってないよ」と。

スマホのナビとか地図アプリで確認しながら行けば迷う心配はなかったのですが…。今回はその「間違っていない」道を踏破(大げさw)するのが一番の目的だった、というわけです。

ここに来るまで日差しが強かったのですが、写真を撮り始めたら雲が次から次へと太陽を覆います。なんともぱっとしない色です。雲の切れ間を待っていると、あ、アナグマ!最終的には諦め、補正しちゃいました。

夕方までに帰宅する必要があったのですが、ここに来るまでに寄り道をしすぎました。なので大野ヶ原に着いてもゆっくりできません。まして大野ヶ原から姫鶴平へと行く時間的余裕はゼロ!それでもなんか写真を撮らねば、ということで…。

全然、大野ヶ原っぽくないw

広い道は長距離移動に便利ですが、県道やその周辺の道には、ふと足を止めてみたくなる魅力があるような気がします。

この間の燃費は25.9km/Lでした。

2016年5月21日土曜日

タイヤ交換したものの…

リアタイヤにスリップサインが出ていたので交換しました。ダンロップのTT100GPから、何にするか…。当ブログへのコメントでお世話になっているこうたさんに教えてもらったダンロップのK180にしてやる!と意気込んでいたのですが…。

ごめんなさい(TOT) 今回もTT100GPです…

この間、ツーリング中にパンクしたこともあって予想外の出費。フロントはまだ使えるし、時期的にオイルとオイルフィルターの交換の費用とか、フロント+リアの交換だと、おおおお!な出費。なんとも優柔不断な結末となりました…。

「自分でできる(できそうな)整備は挑戦してみる」ということでやってきましたが、オイル交換は廃油の処理が…。ましてタイヤ交換なんて、よ〜しません。はい、バイク屋さんにお願いしました。

メーカーも言ってる通り新品タイヤは滑るので、100km程度の慣らし走行に出発。とはいえ真っ直ぐな道ばっかり走ってもなぁ。ということで、交通量の少ないうねうねした道を走ることにしました。東温市〜黒森峠〜久万高原町〜井内峠〜東温市(こんなん愛媛の人じゃないとわからんよね)を走ることにしましたが…。

帰路、井内峠方面は「当分の間」「全面通行止め」。ああ無情

しょ〜がないので、普通に帰宅しましたが、とりあえず100kmちょっと走り、気分的に安心できました。

ちなみに、前回、自分でプラグ交換した際、右のプラグにオイルっぽいものが付いていた件。(詳細は「プラグを交換してみた NGK CR8E」)。整備士さんに相談してみたら、一連の作業の中でプラグをチェックしてくれていて、「締め付けが緩いのが原因で、左は大丈夫でしたけど、今回も右が緩かったですよw」と。

はははは〜〜〜。ちゃんと締め直していただきました。

この間の燃費は、オイル交換を途中に挟んで25.8km/Lでした。

2016年5月18日水曜日

ソロツーリング+キャンプにトランギアはどうだろう?

ずっと前から気になっていたものがあります。YAMAHAの動画を見ていた時のことです。

 
バイクでソロキャンプ!あこがれるなぁ。1分10秒あたりにトランギア出現

家族でキャンプに行った時、「火」はガス(OD缶)と炭(オガくずを成型した炭)。それぞれに良さがありますよね。

  • ガス…いつもの炊事感覚で火加減が調節できるし、調理時間も見通しが立てやすい。
       慌ただしい朝食の調理などではとくに便利。
  • 炭 …長時間の煮込みやダッチオーブンでの肉料理にもってこい。
       BBQでわいわい楽しむには最高!

炭は「オガ備長炭」を好んで使用しています。おが屑を成型したものです。中空なので火の回りがよく簡単に折ることができるので、火力が弱まったときでも必要なサイズに折って注ぎ足せば燃えているオガ備長炭から火が自然に移ります。マングローブの炭ではこうはいきません。

でも、ソロツーリングでキャンプとなると荷物は最小限にとどめたい。と思っていた所で見つけたのが上の動画。ふむふむ「trangia」ってなんだろうと思って検索したら、イワタニ・プリムスのサイトで「ストームクッカー」なるものがあることを知る。


燃料がアルコールというのが魅力的です。ガス缶は余ったら次回のキャンプに新品と一緒に持っていくことになり、荷物が増えるなぁと。あと、レギュレーターとは違って故障の心配がないのもいいなぁと思います。

荷物を減らすという点ではSOTO(新富士バーナー株式会社)の、自動車用ガソリンを燃料として使えるMUKAストーブも魅力的ですが、いかんせんお値段が…。

鍋とかフライパンとかファミリーキャンプ用の調理セットはあるけど、ソロならそんなに大きなものはいりません。トランギアの「ストームクッカーS」ならフライパンとソースパンがセットなので、なかなかよさそうです。メスティンも併せて揃えればご飯も炊けちゃう。

おおおおおおお〜。キャンプに行きたい!

ちなみに上のYAMAHAの動画、アルコール燃料でコーヒーを沸かしつつガスで調理したり、アルコール燃料に火をつける時はライターなのに、焚き火の火を起こす時はマグネシウムファイアースターターだったり、なかなかのこだわりが見えますw

2016年5月17日火曜日

レンズのパースペクティブ効果と圧縮効果なるもの

天気の良い週末でしたが、ツーリングに行けませんでした…。

せっかくツーリングするのだから、バイクをいい風景の中におさめたいと思ってシャッターを切りますが、なかなか思ったような絵にならないなぁと、いつも思います。レンズの特性を知ることで、その辺をクリアできないかなぁと思うのですが、はてさて。

カメラバッグの中には、いつも2つのレンズが入っています。
  • 標準ズームレンズ…M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
  • 望遠ズームレンズ…LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
お財布具合からはこれぐらいが限度です。



広角でパースペクティブ効果をねらう



レンズが広角なら、遠くのものは遠くに(小さく)、近くのものは近くに(大きく)写るというパースペクティブ効果が働くそうです。下の写真は、新緑のアーチを抜けてきた雰囲気を撮ろうとしたものです。うん、奥行きがかなりあるように見えます。W650の大きなフロントタイヤも誇張されています。でも、空の青がいまいちな感じがして、「DABUROKU TOURING」では使いませんでした。

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
焦点距離14mm(35mm判換算28mm)
絞り優先/F4.0/露出補正+0.3/WB日陰



望遠で圧縮効果をねらう



望遠レンズを使用すると、遠くのものを手前に引き寄せる圧縮効果が働くそうです。下の写真は、あまり綺麗ではない空を排除しようとして望遠レンズで撮ったものです。上の写真と比べると奥行きが随分となくなりました。標準ズームレンズの時より撮影位置が随分後ろに下がってしまったことや明るいレンズでもないので背景がクッキリ写って雑然とした感じです。そんなこんなで「DABUROKU TOURING」では使いませんでした。

LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
焦点距離49mm(35mm判換算98mm)
絞り優先/F4.2/露出補正-0.3/WB日陰



何をどこまで写すかが大事な気がします



下の写真は「DABUROKU TOURING」で使った写真です。望遠レンズでもW650の近くまで寄ることで、あまり奥行きがない背景もぼかすことができたし、綺麗な色ではない空も排除できました。

LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm / F4.0-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
焦点距離45mm(35mm判換算90mm)
絞り優先/F4.0/露出補正+0.3/WB日陰

「最終的にはトリミングと補正じゃぁ!」という気持ちになるところをぐっとこらえてがんばりますが、いや〜〜〜写真って難しいです…。でも、楽しいです。

2016年5月13日金曜日

ソロキャンプができたなら

デジカメ写真のセピアは「なる」んじゃなくて「する」もんなのね…

一人で1泊ツーリング、ましてキャンプをすると嫌そう(というより寂しそう)な顔をする人がいるので、基本、日帰りツーリングです。暇つぶしにツーリングマップルを見ていると、愛媛県内はもちろん、四国内、それよりもっと遠い所でも見てみたい景色がたくさんあります。

日帰りツーリングの難点は、早朝に出発して夜には帰るということなので、景色の良い場所に辿り着くのはだいたい日中。天気が良ければそこからの眺望を堪能できますが、そういう時に必ず思うのは、暁や薄暮といった時間帯に来ればいったいどんな風景になるんだろうということです。

あと、夏なら日没が遅く夜も暑いので移動距離が稼げますが、冬は日没が早い上にそれ以降急激に気温が下がるので、防寒にもよるとはいってもやはり行ける場所に限りがあるように思います。

となると、やはりキャンプができたら目的を達することができそうです。理想はいつものように何となく走って、「あ、ここいいかもしれん」と思ったらキャンプして…という感じです。う〜ん、キャンプ場じゃないといかんのだろうか…。

バイクに乗る機会がなく、ただ単に写真が好きということなら、車で車中泊して…ということになったと思うのですが、いや〜〜、バイクに乗るのが楽しいので、やっぱりバイクで行きたいなぁ。

2016年5月8日日曜日

デイトナのスタンドホルダーで軟弱な場所にも安心駐車

天気の良いGW最終日に、なんで家にいるんだ…。

前からあると便利なんだろうなぁと思っていました

バイクを駐車する場所がいつもアスファルト、コンクリートや、よく固まったダートとは限らず、ぬかるんでいたり土が柔らかかったり。

石コロが落ちていれば、サイドスタンドの下に潜り込ませますが、そもそもスタンドを立てれない両手が塞がった状態で、石コロをドンピシャの場所に置くのはちょっとめんどいです。石コロが見つかっても砕けやすい石だったりすることもあります。

そんなこんなで山中に駐車して徒歩で探検したい時があっても駐められず、諦めたこともありました。

で、パーツランドイワサキに行き、前から気になっていたスタンドホルダーを物色。金属製のネジなどでサイドスタンドに固定するタイプもありますが、お店で売っていたのはこのこのタイプだけでした。こっちの方が大きいし安心感もありますし、多分金属製より安い。ちなみに価格は1,200円+税。

フックとヒモ(1.5m)が付いていて乗ったまま回収できるのが便利らしい

使用例の一つに、「夏のアスファルトめり込み抑止」とあるのですが、アスファルトってそんなに溶けるもんなのかなぁ?

ヒモは化繊です。たるまないようにすれば熱を持った部分に接しない

うん、いいねwちなみにフックはハンドルの径より小さいため、ミラーにひっかけるしかないかなぁと思います。

ツーリングに行きたいなぁ。

2016年5月6日金曜日

ツーリング トラブルを乗り越えて三瓶山

ゼファー乗りの先輩と島根県の三瓶山(さんべさん)へ日帰りツーリングに出かけたものの…。

DABUROKU TOURING No.8発刊


三瓶山(標高1,126m)を北西から望む景色

しまなみ海道を渡り、尾道自動車道を経て三次ICで一般道へ。最初の目的地、常清滝をめざしました。

その乗車姿勢から風防がなければ走行風をがっつり受けてしまうW650ですが、風が強い日ということもあり、すんごく走りにくい。ゼファーの先輩は前傾姿勢だからかそうでもないと言うのですが。なんとも言えぬ違和感を感じながら常清滝に到着。今思えば、ここで駐車した時に気づくべきでした…。

落差126m。日光の華厳滝や熊野の那智滝に匹敵します

大のヘビ嫌いの先輩は「マムシ注意」の案内にビビリまくりの様子。

先輩:アナコンダとマムシだとどっちが怖い?
僕 :それは毒のあるマムシでしょう?
先輩:え〜、アナコンダやろう。飲みこまれたらどうするん?
僕 :なんぼアナコンダが大きくても人間は無理です…。


パンク!リーンできる幸せ


常清滝を後にして、三瓶山を目指していたら、ゆるいコーナーなのに、ま、曲がれない!危うく対向車線にはみ出しそうになり、これは風ではない!と。見事にリアタイヤに釘が刺さってました。

しかし、こういう時のためにHoltsのパンク修理キットを積んでいたので、それほど慌てはしません。いや、ちょっと慌てました。リアタイヤの空気バルブから液体ゴムとガスを一緒に吹き込み、しばらく低速走行して穴を塞ぐ、というグッズです。初めての使用でしたが、使い方は簡単です。

後日、先輩がスマホで撮った写真を送ってきた…Holts注入!

おお!傾けることが出来る!ま、曲がるよ!と感動して20kmぐらい走ったような気はしますが、ふたたび曲がらなくなってくる。先輩がインカムで「抜けてるよ〜」と。三瓶山まであと少しなのに、これはダメだ!と。

こういう時のために保険をかけているので、いざとなればレッカーをと思っていたのですが、ゆっくりゆっくり、とりあえず最寄りのガソリンスタンドへ。修理はまず無理だとは思っていましたが、案の定…ね。

おじさんが空気を入れたり、洗剤入りの水をスプレーしたり。するとリムとスポークの隙間から盛んに泡が立ちます。おじさんいわく、補修剤でチューブの外側の穴は塞がったかもしれないけど、釘が内側まで貫通していて、遠心力で液体ゴムは外側に広がるから、内側は穴が空いたままなんじゃないかと。

おお〜〜〜〜。勉強になった!ていうか、もっと早い段階で気がつけばこんなことにはならなかったかも。いくら風が強い日だったとはいえ、鈍感すぎる。実際、この日、島根県は暴風警報が出ていましたが…。

先輩が大田市内でGW中でも営業しているバイク屋を探し出し、連絡してくれたのですが、「レッカーしましょうかって言われたけど、なんとか行きますって言っておいたよ」と。むむ。優し厳し〜〜。実際、ここから大田市内までは下りばっかりで20kmちょっと。まぁこれも旅の思い出かぁと。

W650にシガーソケットがあるのを見たスタンドのおじさんが、エアコンプレッサーを定価より安く売ってくれました。ホームセンターも金物屋もない街で、こういうものが買えただけでもありがたい。

帰宅後に撮った写真。こんな商品です

一人乗り時におけるリアタイヤの規定の空気圧は225kPaですが150kPaぐらいからは空気がなかなか入りません。仕方がないのでそれで走り出し、入れても抜けたらまた入れての繰り返し。その間も、とにかく車体を傾けられないので、コーナーはもちろん信号での右左折は恐怖。暴風に煽られても姿勢を維持することが困難で、絶えず転倒の恐怖。何度も空気を入れ直して、ようやくバイク屋さんに到着できました。

タイヤに合う新品チューブの在庫が無いため中古です。いやいやそれでもありがたいことこの上ないです。バイク屋さんは先に片付けないといけない作業もあるようで、修理が終わるまで先輩を待たせるわけにもいかず、結局、先輩は先に帰宅、僕は大田市内で一泊することに。

♪な〜おったバイクで走り出す〜

おお!曲がる!曲がるよ!バイクって傾けないと、曲がらないんですね…。



三瓶山と噴火が作った赤名湿原


翌日は早朝から三瓶山へ。三瓶山は6つの峰が火口を取り巻いています。山裾をぐるりと回る道があり、なかなか楽しい道です。

北海道にはおよびませんが、まっつぐ!ワインディングもあってエキサイティング

この日は夕方までに帰宅する用があったので、三瓶山を堪能できません。でも帰りながらもどこかに立ち寄りたいなぁと。その前に昨日、お世話になったガソリンスタンドへ。給油がてら立ち寄りつつ、無事にバイク屋までたどり着き、修理してもらえたことを報告しておきました。

飯石郡飯南町で「赤名湿原」の案内を見つけました。どんな所だろうと行ってみると…。

島根県下最大のハンノキ林と林下には貴重な湿地性植物。木道がいいね

案内板によると「この地方一帯には花崗閃緑岩が広く吐出し、小起伏山地を形成しており、稀に花崗岩がこれを貫いています。これらの上に三瓶火山の噴出物が降りそそいで谷を埋めつくし、この噴出物が帯水層となり地表水が地下水化したと思われます…(うんちゃらかんちゃら)」と。

これはたしかミツガシワ

これはなんだろう?

これもなんだろ?

木道の先には長尾池。こういう場所には、早朝、夕方にも来てみたい



W1S×1+W650×3


後はひたすら帰るだけ。つまらんの〜。尾道市御調町にある道の駅「クロスロードみつぎ」で休憩とお土産調達をと思って、パーキングに入れてふと横を見ると…。おおおお!

こういう状況に初めて遭遇しました。自分のが柱で、み、見えん…

止めるまで気が付かんというあたりが情けないですが…。最初に(左から)W1SとW650が止まっていて、その次に僕のが入って、後からもう一台W650。4人であ〜だこ〜だと言いながらめちゃくちゃ嬉しくなって、写真を撮らせていただきつつ、いろいろ教えていただき勉強になりました。

おおおおおおおおおおおおおお!
あなたには何かを引き寄せる力があるのかも知れない

もうちょっといろいろ教えていただきたいことがあったのですが、くっそ〜〜〜〜なんでこういう時に道を急いでいるのか…。しかし、めちゃくちゃ楽しかったです。またどこかで会えるような気がします。

この間の燃費。
1回目…25.7km/L
2回目…26.6km/L
3回目…25.7km/L
でした。

2016年5月2日月曜日

そろそろタイヤ交換の時が来たっぽい

あれ、前回タイヤ交換したのいつだったっけか?

ブログを遡ったら10,000kmぐらいの時に交換してるようで、もしかしたら今のタイヤで9,000km以上走ってる?

で、タイヤのスリップサインチェック。

フロントはまだ余裕があるっぽい?平均的にこんな感じ


リアの一番ひどいサイン…これはだめでしょうw


いや〜〜、しかしどうなん?タイヤの左右を幅広く使えているんだろうか?絶対使えてないわ〜。

林道!とまではいかなくても、ダートを走る機会が増えた気がします。行き当たりばったりだからかもしれません。汚れても洗えばいいわいという感じですし。あ、洗車した直後のツーリングでのダートはさすがに一瞬躊躇しますけど…。

TT100GPではダートに一抹の不安を感じます。で、教えてもらったK180がいいのではないかと思う今日このごろです。よっしゃ!K180だぁ!

ちょっと時間ができたので、タイヤチェックと合わせて簡単に水洗いし、チェーンの油団子を落として注油。のんびりやったってこともあるけどなんで2時間もかかるんだ…。

昨日コンビニで休憩していたら、W650オーナーの方から声を掛けられました。
その方は家族でドライブのご様子で、あんまり長話もできなかったのですが、ちょっといろいろ教えてほしいこともあったりして。
もしかしたらW650に今乗っているという方とツーリング先で話したのは初めて?かもしんないです。W800の方はあるけど。
「大事に乗ってくださいね」と言われたこともあって、今日の洗車、というわけでした。

この間の燃費は、ちょっと前の給油で24.7km/L。
昨日のツーリング途中の給油で26.2km/Lでした。
オイルもだいぶ黒くなってきたので交換しようかなぁ。

【追記】
バイク屋さんで相談したら、もしかして、フロントはフェンダーに干渉するのではないかと…。むむ。

ツーリング そこに山があるから登る

ようやくGWらしい一日を過ごせました。

DABUROKU TOURING No.7発刊


うん、まぁ止まってるとこの自撮りは楽です…(神南山の山頂付近)


神南山はオフ車の方がいいかもね


いつものようにどこに行くか決まらないまま出発。国道56号線を南へ。喜多郡内子町に差し掛かると前方の一際高い山の頂に建造物が見えます。ということはバイクでも上がれるはず。

コンビニで小休止しつつ、ツーリングマップルで調べると、内子町と大洲市の境にある標高710mの神南山(かんなんざん)らしい。通りかかったおじさんに行き方を教えてもらいつつ、念のため「車でいけるんですか?」とお聞きすると、「行けるよ」と。

おっしゃ!

あそこをめざして登ります!

綺麗なアスファルトに気を良くしていると、んん?!ダート出現。山頂への案内もいまいちよくわからずたぶんこっちだろうと“だろう運転”で進みます。再びアスファルトが現れ、ホっとしたのもつかの間、ふたたびダート…。

この道でいいのか確信が持てず、一瞬引き返そうかと思ったり…

しかしここまで来たら引き返すのも悔しいので、「ええ〜い、ままよ!」と再びダートを登りますが、雨が道を削っていて、車高の低い自動車ならバンパーや底をこすりそうです。こういう道を走っていると、いま履いているタイヤ・TT100GPはちょっと心細いです。で、ほどなく走ったら、一気に視界が開ける場所に到着!

ここら辺はパラグライダーの発射場らしい

山頂にはよくある感じのNTTの施設

確かに車で行くことはできますが、ちょっと不安になる道です。なんとか転倒せずに下山できました。



秋葉山に行ったら壺神山にも行こう


神南山からの眺めに気を良くしたこともあり、付近の登れそうな山に行ってみようと。ツーリングマップルを頼りにうろうろしていると大洲市で秋葉山(標高722m)の案内を発見。国道56号線から県道230号線を柳沢方面へ。案内に従って進んでいると田処という地区にお店があり、小休止しようと立ち寄ったのがラッキーでした。

念のために道を尋ねると、案内通りに進むと道が悪いらしく、引き返して柳沢という地区にある駐在所で東に曲がれば舗装路が上まで続いているとのこと。ありがとうございます。パンを買って腹ごしらえ。で、出発!

4月になって以降、山が新緑に包まれるようになり、殺風景だった落葉樹の道も随分と楽しい道になりました。

新緑のアーチを抜けて秋葉山をめざします。ずっとこんな道ではないけどね

山頂付近に到着すると、入り口には鳥居、奥にはお寺?(鐘があるんです)という不思議な一画がありました。秋葉社とあったような。本当の山頂はここに到着する前の獣道みたいな道の上にあるようです。

山頂に神社やお寺があれば、だいたい杉の木が林立している気がします


柳沢駐在所まで引き返し、今度は壺神山(つぼがみやま・標高970m)をめざすことにしました。大洲市と伊予市の境付近に山頂があります。

柳沢駐在所付近から愛媛県道330号線に入るのですが、いかんせん杉の葉と枝がものすごく落ちている道です。スピードは出せないし、日陰は杉の葉がベチャッと湿っている感じで怖いことこの上ないです。

ペンキが消えそうな案内に従って330号線を離脱すると道が綺麗になりました。壷神神社までくると、遠くに伊予灘を望むことができます。

なんていうかこの日は霞んでいいて残念です

はたして山頂はどこなのだろうと探していると、トレッキングしているご夫婦がいらっしゃって、「あっちだよ」と。徒歩で30分とか…。

ダートながら道はあるのですが…。

いや〜〜〜、ダートとか走りにくい道をたくさん走って疲れたので、ここで勘弁してください…。ただ、伊予灘に面した山としては一番高い山のような気がしていて、どんな景色なのか、非常に気になります。



斎藤山まつりは5月の第2日曜日


最後は、大洲市長浜町の斎藤山(さいとうやま・標高459m)です。なんか名字っぽいね。街道筋に幟旗が立っていたので、まつりは来週だけどちょっと行ってみようということで。愛媛県道28号線から案内に従って登りました。途中からコンクリート舗装の狭い道で、自動車は軽自動車じゃないとちょっと無理かも。

山頂に着くと、伊予灘が眼下に広がります。

いかんせん霞んでいてイマイチなんです

まつりの準備のために草刈りをしていた地元の方に呼ばれ行ってみると、「まぁやんなさい」と。

もちろんノンアルコールですw

お話を伺っていたら、何もなかった山を30年かけて切り開き、桜を植え、展望台をつくり、神社を開き、四国遍路1200年を記念して八十八ヶ所巡りが一度にできてしまう霊場まで開いたそうです。

斎藤山まつりでは、餅まきや神楽があるそうです。

四国八十八ヶ所が一気にお参りできてしまう!

この日は霞んでいて佐田岬半島すらぼんやりしていたのですが、山頂から大分県の国東半島や別府の明かりも見えるそうで、数日前はものすごく空気が澄んでいて綺麗だったそうです。九州かぁ。一日も早く日常生活に戻れるよう願ってやみません。