写真を撮っていて悩ましいのは、明暗差の大きい被写体だと明るい部分が白一色になってしまう「白飛び」や、暗い部分が真っ黒になってしまう「黒つぶれ」してしまう問題です。光の情報がなくなってしまうので、補正ではどうしようもありません(多分…)。
露出をどこに合わせるかということが重要になってくるのですが、それでも限界があります。そこで、明暗差のある被写体に対して力を発揮するというハーフNDフィルターを購入してみました。
Kenko NDフィルター R-ハーフ ND4 49mm
半分だけ減光処理が施されているので、例えば水平線に沈む夕日などは、水平線より上の太陽の光を減光させ、空も海も撮ってしまうという感じでしょうか。被写体に合わせて角度を変えることが出来ます。
半分だけNDフィルター
上のハーフNDフィルターは49mmです。現在使用しているレンズのフィルター径は37mmと46mmですから、このままではレンズに装着できません。そこでステップアップリングを購入。
これはMARUMI ステップアップリング 37mm →49mm
レンズ➝ステップアップリング➝ハーフNDフィルターと装着します。購入したMARUMIのステップアップリングは非常にお安いにもかかわらず、溝がきちんと彫られていてゆるくもきつくもありません。
早速試してみました。綺麗な夕日ではありませんが、ものは試しということで。
露出をどこに合わせるか、測光方式をどうするかという問題もあるとは思うのですが、ひとまず深く考えずハーフNDフィルター無しで撮ってみると、明るい所ではかなりの範囲で白飛びしてます。
ハーフNDフィルター無し
今度は同じ設定のままでハーフNDフィルターを装着して撮りました。減光処理させた部分は上半分。白飛びは明るい部分の中心ぐらいに収まりましたし、雲の表情が随分見えるようになりました。実際は、露出を変えながらいろいろ撮影すればいいんだと思います。
ハーフNDフィルター有り
丸型NDフィルターは小さくてツーリングに携帯するには便利なのですが、一番の問題は、減光処理させる部分が必ず全体の半分を占めるということです。
その点、角形ハーフNDフィルターはかさばりはするものの、角度だけでなく、フィルターを差し込む位置によって減光処理させる部分(ハーフグラデーションフィルターなら色をつけたい部分)を任意に決めることができます。だったら角形の方が絶対いいじゃんってことなんですが、ちょっとお値段が…。安いのはいくらでもあるんですが、安物買いの銭失いを数多く経験してきているのでちょっと手が出ません。
そんなこんなで夕日や朝日を撮るのを楽しみにしながらツーリングに出かけようと思います。
関係ないけど、SEALが沁みるなぁ。
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